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クリスタルガラスとは?他のガラスとの違いや人気ブランドをご紹介
クリスタルガラスのメインイメージ

クリスタルガラスとは、水晶のように光り輝く、透明度の高いガラスの総称です。原料には鉛と酸素の化合物である「酸化鉛」が含まれており、含有量によって品質が区別されます。今回は、クリスタルガラスの特徴をはじめ、他のガラスとの違いや人気ブランドについて紹介します。

【目次】
クリスタルガラスとは
 クリスタルガラスの特徴
 クリスタルガラスの分類
クリスタルガラス以外のガラスとの違い
 ソーダガラス
 無鉛クリスタル
 ホウケイ酸ガラス
クリスタルガラスの人気ブランド
 スワロフスキー
 バカラ
 ラリック
 エルコーレモレッティ
 ボヘミア
クリスタルガラスの食器買取店の選び方
 食器や美術品に詳しい鑑定士がいるか確認する
 手数料がかからないか確認する
 買取実績の豊富な店舗を選ぶ
クリスタルガラスの買取なら永寿堂へお任せください
まとめ

 

クリスタルガラスとは

クリスタルガラスのコップまずは、クリスタルガラスの特徴や分類方法から確認していきましょう。

 

クリスタルガラスの特徴

クリスタルガラスとは、水晶のように光り輝く、透明度の高いガラスの総称です。

透明度

無色透明で透明度が高く、映り込みが鮮明

屈折率

屈折率が高く、光沢のある美しい輝き

重量

鉛の含有率が高い製品ほど重量感が増す

硬さ

一般的なガラスと比べて柔らかく、加工しやすい

音色

指で弾くとチーンと金属音がある

原料には「酸化鉛」が含まれており、通常のガラスに比べて屈折率が高いという特徴を持ちます。美しい輝きと高級感を兼ね備え、指で弾くと心地良い澄んだ音色が響くことから、高級食器や装飾品として高い人気を誇ります。しかし、繊細で傷つきやすいため定期的なお手入れが必須です。

 

クリスタルガラスの分類

クリスタルガラスには、鉛と酸素の化合物である「酸化鉛」が含まれています。
ただし、原料に酸化鉛を含有したものすべてが、クリスタルガラスになるわけではありません。酸化鉛の含有率や密度、光の屈折率等は基準値が定められています。

名称

酸化鉛の含有量

屈折率(nO

密度(g/㎤)

フルレッドクリスタルガラス

30%以上

1,520以上

3.00以上

レッドクリスタルガラス

24%以上

1,520以上

2.90以上

セミレッドクリスタルガラス

10%以上~24%未満

1,520以上

なし

カリクリスタルガラス

バリウムクリスタルガラス

チタンクリスタルガラス

酸化カリウムや酸化バリウム、酸化チタニウム等を合計で10%以上含む

1,520以上

なし

近年は、酸化鉛の代わりにバリウムや亜鉛など、人間の健康と環境への悪影響を軽減した素材を使用したクリスタルガラスが多く登場しています。酸化鉛は含まれていないものの、クリスタルガラスの美しさと機能性を保ちつつ、優れた強度と耐久性を備えています。

アンティークガラスについて詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してください。

アンティークガラスとは?人気のある販売ブランドや買取のポイント

 

クリスタルガラス以外のガラスとの違い

クリスタルガラスの盃クリスタルガラス以外のガラスには、以下のようなものがあります。

  • ソーダガラス

  • 無鉛クリスタル

  • ホウケイ酸ガラス

それぞれの特徴について詳しく解説します。

 

ソーダガラス

ソーダガラスは、世界ではじめて作られた、一般的に使用されているガラスです。主成分は二酸化ケイ素やソーダ灰、石灰等で高温で溶かされて作られています。ソーダガラスは青く見えることから、「青板(あおばん)」とも呼ばれています。
大量生産されているソーダガラスは、比較的安価に入手することが可能です。製造時に強化処理が施されているため、耐圧強度は高いですが、クリスタルガラスに比べると耐熱性や強度はやや劣ります。ガラス食器やガラス瓶、窓ガラスなどに幅広く使用されています。

 

無鉛クリスタル

無鉛クリスタルには、酸化鉛は含まれていません。近年、酸化鉛は健康への毒性、土壌や地下水の汚染等が問題視されています。健康と環境への悪影響を軽減するため、酸化鉛の代わりにより安全なバリウムや亜鉛等の素材で作られたのが無鉛クリスタルです。
酸化鉛は含まれていませんが、クリスタルガラスのような美しい輝きと機能性を備えているのが特徴です。強度と耐久性も高いため、日常使いとして好まれています。ワイングラスや装飾品等の食器類に幅広く使用されており、安全性を重視する方に人気が高いガラスです。

 

ホウケイ酸ガラス

ホウケイ酸ガラスは、ホウ素を含むシリカを主成分とした、耐熱性が高いガラスです。その高い耐熱性を持つことから「耐熱ガラス」とも呼ばれています。急激な温度変化にも耐えられ、料理用の容器や食器、実験用の器具など高温環境での使用に最適です。
また、ホウケイ酸ガラスは、透明度が高く光透過性にも優れています。主成分はリサイクル可能な素材であるため、環境にやさしい持続可能なガラスとしての価値も高いです。これらの特性により、日常生活から専門的な科学実験まで幅広く利用されています。

 

クリスタルガラスの人気ブランド

人気のクリスタルガラス作品クリスタルガラスで人気が高いブランドには、以下のようなものがあります。

  • スワロフスキー

  • バカラ

  • ラリック

  • エルコーレモレッティ

  • ボヘミア

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

 

スワロフスキー

スワロフスキー(Swarovski)は、1895年にオーストリアで創立したクリスタルガラス製造会社です。創立者は、チェコの伝統工芸であるボヘミアガラスのガラス職人の息子として生まれた、ダニエル・スワロフスキー氏です。
クリスタルガラスを、よりダイヤモンドに近づけるために邁進しました。現在、スワロフスキーは世界120カ国以上で展開しています。スワロフスキーのクリスタルガラスは、酸化鉛の含有量が高く、透明度の高い輝きを放つのが特徴です。
その美しい輝きと精巧なカットは「スワロフスキー・クリスタル」と呼ばれ、数々の有名建築物の装飾品やジュエリー等を手がけています。

 

バカラ

バカラ(Baccarat)は、フランスで誕生したクリスタルのラグジュアリーブランドです。1764年に、ルイ15世の認可を得て、クリスタルガラスの製造が始まりました。
1823年に開催されたパリ国民博覧会では、高い透明度と巧みなカット技術に人々の評判が集まり、バカラは金賞を受賞しています。以来、多くの王侯貴族や有名人に愛用され、その名は不動のものとなりました。
バカラのクリスタルガラス製品は、30%の酸化鉛を含んでいるのが特徴です。密度が高く、存在感かつ重厚感があり、ずっしりとした重みのあるガラス製品が多く展開されています。
バカラの買取について知りたい方は、以下の記事を確認してください。

【バカラ買取】バカラのグラスやオブジェの買取は永寿堂へ

 

ラリック

ラリック(LALIQUE)は、19世紀を代表する宝飾デザイナーとして名声を博した、ルネ・ラリック氏がデザインしたガラス工芸ブランドです。
ラリックのガラス工芸は、香水瓶から始まりました。1908年には、パリ南部のコーム・ラ・ヴィルにガラス工場を構え、本格的にガラス工芸の制作を開始しています。20世紀に入ると技術革新が進み、花瓶や彫刻などさまざまな種類の工業製品を生み出しました。
それらの作品は、フランス・パリのオルセー美術館やニューヨークのメトロポリタン美術館など世界中の美術館に所蔵されるほど高い人気を誇ります。現在は、フロステッド加工や伝統的な艶消しの技術で生み出される柔らかい光が反射する、美しいガラス製品を販売しています。

 

エルコーレモレッティ

エルコーレモレッティ(Ercole Moretti)は、1911年にガラス工芸で有名なヴェネツィア・ムラーノ島で設立したガラスビーズの制作会社です。
ヴェネツィアの伝統的なガラスビーズである「ミルフィオーリ」や「シェブロン」などの技法を用いて、さまざまなガラス製品を生み出しています。エルコーレモレッティが得意とするのは、古代ローマの技法を復活させた「ムリーネ技法」です。1970年代前半には、メダルなどの製造時によく用いられていた技法で、現在は小皿やボウル等にも取り入られています。

 

ボヘミア

ボヘミア(BOHEMIA)は、16世紀に広まったルネサンス時代の影響を受けて、本格的な興隆期を迎えてから、ヨーロッパの王侯や貴族の間で愛好されたガラス製品です。「ガラスの錬金師」と呼ばれる、名匠たちによって受け継がれてきました。
現代では、世界屈指のガラス工芸品として揺るぎない地位を確立しています。ボヘミアの特徴は、繊細雑なカットやエッチングの技術の高さです。人気のシリーズには、「500PK」「マイア」「ボヘミアンドリーム」「バッカス」などがあります。

 

クリスタルガラスの食器買取店の選び方

クリスタルガラスのグラス食器買取店の選び方には、以下のようなポイントがあります。

  • 食器や美術品に詳しい鑑定士がいるか確認する

  • 手数料がかからないか確認する

  • 買取実績の豊富な店舗を選ぶ

それぞれのポイントについて、解説します。

 

食器や美術品に詳しい鑑定士がいるか確認する

クリスタルガラスで高額査定を狙うには、食器や美術品に詳しい鑑定士が在籍する食器買取店を選ぶことが大切です。食器や美術品に関する知識や査定経験が少ない鑑定士の場合、本来の価値を正しく査定できず、想定より低い金額を提示されることがあります。鑑定士の詳細を公式サイトなどで調べてから食器買取店を選ぶことで、買取で失敗するリスクを軽減できます。

 

手数料がかからないか確認する

多くの食器買取店は査定料や出張料が無料ですが、手数料がかかる買取店も存在します。費用を抑えたい場合は、食器買取店を選ぶ前に、査定料や出張料がかからないかを確認しましょう。手数料が発生する食器買取店で食器や美術品を売却すると、手数料が引かれるので金銭的に損です。実際に買取することを踏まえて、手数料が発生しない食器買取店を選びましょう。

 

買取実績の豊富な店舗を選ぶ

買取実績が多い食器買取店は、お客様との関係が良好である証拠です。在籍する鑑定士の実績を調べるのが難しい場合は、買取実績が多い食器買取店に依頼すると安心して取引できます。また、古物商番号の有無も確認しましょう。古物商番号とは、古物商許可を受けた業者に与えられる許可番号です。古物商の許可番号を確認することで優良な食器買取店を選べます。

 

クリスタルガラスの買取なら永寿堂へお任せください

クリスタルガラスの買取り店永寿堂は、クリスタルガラスの食器や美術品の豊富な買取実績があり、業界トップクラスの高額買取を実現しています。とくに、世界的に有名な「バカラ」や「スワロフスキー」のクリスタルガラス製品は、高額査定を受けられることが多いです。
買取は、店頭買取や出張買取、宅配買取からお好きな方法をお選びいただけます。永寿堂では、出張買取・宅配買取の費用が無料であるため、気軽に査定可能です。クリスタルガラス以外の食器や美術品も査定できるため、お気軽にご相談ください。

 

骨董品買取専門店 永寿堂へのお問い合わせ先

・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com
・LINE ID:@721crjcp

 

まとめ

クリスタルガラスとは、まとめイメージクリスタルガラスは、水晶のように光り輝く、透明度の高いガラスの総称です。原料には酸化鉛が含まれており、通常のガラスに比べて屈折率が高く、美しい輝きと高級感を備えています。
とくに、世界中で人気が高いブランド「バカラ」「スワロフスキー」等のクリスタルガラス製品は、高額査定を受ける可能性が高いです。自宅に価値の高いクリスタルガラス製品があるなら、永寿堂での査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

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