骨董品鑑定は、本物かどうかを判断するためにおこないます。鑑定してもらえるジャンルが決まっているため、注意が必要です。
この記事では、骨董品の鑑定に必要な費用や鑑定・査定する際のお店の選び方5つを解説します。選び方を知っていると、安く鑑定されて損をするリスクが低くなるのでぜひ参考にしてください。
【目次】
1.骨董品鑑定は本物かどうかを判断するため
査定との違いがある
鑑定後には鑑定書を発行できる
2.鑑定してもらえる骨董品のジャンル
3.骨董品鑑定料の相場
骨董品の鑑定書発行に必要な費用
4.骨董品を正しく鑑定・査定してくれるお店の選び方5つ
買取と販売の両方に対応しているお店に持っていく
店舗の得意ジャンルを見極める
資金力の高いお店に持っていく
歴史と実績があるかをチェックする
知識のある鑑定士が在籍している
5.骨董品売却を依頼するならば「永寿堂」
6.まとめ
骨董品鑑定は本物かどうかを判断するため
骨董品鑑定は、本物かどうかを見極めるためにおこなうものです。値段をつけることではないので、間違えないようにしましょう。
また、この鑑定という行為は、鑑定機関か鑑定士にしかできません。正しい知識がなければ偽物と本物を判別できないためです。
鑑定の際には、汚れや色合いといった「骨董品の状態」を見ます。鑑定をおこなう対象が陶磁器か掛け軸かでも、見るポイントが変わります。
査定との違いがある
鑑定と査定を同じ意味で使っている方もいますが、実際は違います。査定とは、骨董品業者がお客様から買取りをする際に付ける値段のことです。以下を評価基準として価格を付けていきます。
・作品の真贋
・状態の良さ
・骨董品の種類
・保存状態
・骨董品の情報
・市場での需要
骨董品の場合、それがたとえ本物であったとしても、市場での需要がなければ買取価格が低くなってしまいます。鑑定で算出される金額は、必ずしも買取値と同じではありません。骨董品の鑑定だけではなく売却も考えている場合は、査定経験が豊富なスタッフが在籍しているお店に依頼するのがおすすめです。
鑑定後には鑑定書を発行できる
鑑定後には、鑑定書を発行してもらえます。鑑定書とは、鑑定した品が本物であることを証明する書類です。ただし、鑑定機関や鑑定士でなければ発行できません。鑑定士ではないにもかかわらず、偽物の鑑定書を発行するケースもあるため注意が必要です。
鑑定証は、基本的に亡くなった作者のものしか発行できません。作者が生きている場合、作者が見れば自分が作ったものかどうかを判別できるためです。ただし、亡くなったすべての作者の作品に発行されるわけではなく、一部の作者のものに対して鑑定書が発行されています。
鑑定してもらえる骨董品のジャンル
骨董品として鑑定してもらえるジャンルは、以下のものです。
・日本美術:古い陶磁器や掛け軸、アンティーク品など
・西洋美術:主に絵画
・中国美術:掛け軸や巻物、陶磁器など
・朝鮮美術:掛け軸や巻物、コンテンポラリーアートなど
・茶道具:抹茶道具や煎茶道具、茶碗、鉄瓶など
・西洋アンティーク:西洋陶磁器
・武具:日本刀や短刀、火縄銃など
上記に該当する品を持っているならば、骨董品として鑑定してもらえるかを試してみるのもいいでしょう。自宅にあるかチェックしてみてください。
骨董品鑑定料の相場
骨董品の鑑定としてかかる料金の相場は、業者によっても変わります。基本的には、以下の3パターンに分かれることを覚えておいてください。
・一律で料金を設定している
・買取価格の数パーセントを設定している
・持ち込み点数によって鑑定料を設定している
料金を一律として設定している業者の場合、1点につき3〜6万円程度がかかります。こういった業者は、2点目以降の鑑定料を割り引いていることが多いです。
買取価格に応じた鑑定料を設定している業者は、多くの場合買取価格の20〜30%を鑑定料として設定しています。鑑定書の作成には別途料金がかかることもあるため注意しましょう。
なかには、持ち込み点数によって鑑定料を設定している業者もいます。「5点で1万円」、「10点で1万5,000円」といった設定です。お店に出向く前に、その店がどのようなシステムで鑑定料を設定しているかを確認しておきましょう。
骨董品の鑑定書発行に必要な費用
鑑定書の発行に必要な費用は、1〜3万円程度です。鑑定料に鑑定書の発行料金を含めた料金設定としている業者もあれば、別々に設定している業者もあるため、事前にチェックしておくべきでしょう。
別々に設定している業者のほうが、必要なものだけに鑑定書の料金が発生し、ほかは鑑定の料金だけですむため費用を抑えられる傾向にあります。まれに手数料を目的として鑑定書の発行をすすめる業者もいますが、必要なものだけ発行してもらうように心がけましょう。
骨董品を正しく鑑定・査定してくれるお店の選び方5つ
ここからは、骨董品を正しく鑑定・査定してくれるお店の選び方について5つ解説します。
・買取と販売の両方に対応しているお店に持っていく
・店舗の得意ジャンルを見極める
・資金力の高いお店に持っていく
・歴史と実績があるかをチェックする
・知識のある鑑定士が在籍している
お店選びに迷っている方は、以下の観点から自分の持っている骨董品に見合うお店を選んでみてください。
1.買取と販売の両方に対応しているお店に持っていく
1つ目のポイントは、買取と販売の両方に対応しているお店に持っていくことです。骨董品の買取を専門にしているお店の場合、販売業者への転売で利益を得ているため、その骨董品の売却を希望した際に査定価格が低くなる可能性があります。
買取と販売の両方をおこなっているお店に持って行くほうが仲介手数料をとられることがないため、査定価格が高くなるでしょう。
2.店舗の得意ジャンルを見極める
買取をおこなっているお店の得意ジャンルをしっかり見極めておきましょう。得意ジャンルとは違う骨董品の鑑定を依頼した場合、知識がなく正しい価値を見分けられない場合があります。
得意ジャンルであれば知識と経験が豊富であるため、売却を希望した場合に高額で買い取ってもらえる可能性が高くなります。お店やその店で働く鑑定士の得意ジャンルは、サイトなどで実績を見れば確認できるでしょう。申し込む前には確実にチェックしてください。
3.資金力の高いお店に持っていく
骨董品を査定してもらう場合には、お店の資金力についてチェックしておくことが必要です。骨董品の買取は、現金で支払われるケースが多い傾向にあります。数万円程度のものであれば、店側にそれほどの資金力がなくても大きな問題はありません。
しかし、数百万円とも査定されるであろう骨董品の場合、すぐに用意できる資金の少ないお店で即現金化を求めると、安く見積もられる可能性が否めないのです。あるいは買取を拒否されることもあるため、資金力の見極めはしっかりおこないましょう。
4.歴史と実績があるかをチェックする
4つ目のポイントは、歴史と実績があるかをチェックすることです。歴史が長いということは、顧客が絶えずに営業できている証拠だといえます。また実績が豊富にあれば、それだけ骨董品に触れる回数も多いため、正しい鑑定や査定が期待できるでしょう。
お店の歴史や実績は、サイトで確認できます。自分が持っている骨董品を正しく鑑定し、適正な価格で査定してくれそうかをしっかり確認しましょう。
5.知識のある鑑定士が在籍している
知識のある鑑定士が在籍しているかも必ずチェックしましょう。鑑定を受ける場合、本当に価値があるものなのか見極めてもらうためには、多くの知識が必要なためです。
査定を受ける場合、鑑定士の知識の深さや経験値の高さは、適正な価格を提示されているかどうかに影響を及ぼします。経験や知識の浅い鑑定士に見てもらうと、安く見積もられてしまうこともあるのです。
また仮に相手が適正な価格を提示していたとしても、なんとなく疑心暗鬼になってしまうことも多いものです。ベテランの鑑定士が在籍しているかどうかを確認してから依頼するようにしましょう。
鑑定士の経歴や実績などもサイトで確認できます。鑑定士や鑑定方法などの紹介を見て、正しく鑑定してもらえるかどうかを判断してください。
骨董品売却を依頼するならば「永寿堂」
もしも骨董品の売却を依頼するならば、「永寿堂」がおすすめです。骨董品以外にも茶道具や日本画、洋画などの買取もおこなっています。
永寿堂には支店がないため、人件費や運営コストが抑えられる分だけ査定額のアップが見込めるのです。買取方法には、以下3つが用意されています。
・店頭買取
・出張買取
・宅配買取
自分に合った買取方法を選択できるため、手軽に利用できます。骨董品の処分に悩んでいる場合には、ぜひ電話またはメールでお問い合わせください。
【永寿堂のお問い合わせ】
・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com
まとめ
自分が持っているものが骨董品として価値のあるものなのかどうかは、自分で判断する知識がなければ鑑定を受けてみないとわかりません。鑑定してもらうことによって単に自分が納得するだけではなく、鑑定書を発行してもらえば第三者に対してもその価値を正しく示すことができます。
鑑定には、鑑定料がかかりますがその鑑定料はお店ごとに違うため、事前に確認しておくことが必要です。もしもお店選びに迷っているのならば、ぜひ「永寿堂」にお問い合わせください。
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