茶道具の種類20選!道具としての使い方や高く売る3つのポイントを紹介|愛知名古屋の骨董品買取は永寿堂へ

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茶道具の種類20選!道具としての使い方や高く売る3つのポイントを紹介
茶道具の種類メインイメージ

茶道具にはたくさんの種類があり、なかでも代表的な道具は20種類あります。茶道具はどれも読み方が難しく、どんなことに使うのかわからない方も多いのではないでしょうか。この記事では茶道具の種類と使い方、高く売るポイントまで解説します。

茶道具の定義を解説
代表的な茶道具の種類と使い方
 1.お茶を点てるときの器「茶碗」
 2.抹茶を入れるために使う「棗」
 3.抹茶をすくための道具「茶杓」
 4.お茶を混ぜるときに使う「茶筅」
 5.水を入れる器「水指」
 6.窯や水指から水をくむ道具「柄杓」
 7.お湯を沸かす道具「釜・茶釜」
 8.お香を入れる容器「香合」
 9.床の間に飾ってある「掛け軸」
 10.水を捨てる受け皿「建水」
 11.茶道具を清める際に使う「帛紗」
 12.茶室の床の間に飾る花を入れる「花入」
 13.道具を引き立てる「風炉先屏風」
 14.お茶を点てる時に使う抹茶を入れる「茶器」
 15.挨拶の時や席入りにつかう「扇子」
 16.お菓子の皿代わりになる「懐紙」
 17.扇子や懐紙などを入れておく「袱紗挟み」
 18.炉や風炉に炭をつぐときに使う「炭斗」
 19.釜の蓋や柄杓を置くときに使う「蓋置」
 20.茶碗を拭くために使う「茶巾」
茶道具を高く売るポイント3つ
 付属品を揃えて売る
 まとめて売る
 きれいな状態で売る
高価買取が期待できる作家
 北大路魯山人
 河井寛次郎
 三輪休雪
不要になった茶道具の売却は「永寿堂」へ!
まとめ

 

茶道具の定義を解説

茶道具定義

茶道具とは、茶道に用いる道具のことを指します。煎茶か抹茶かの種類は問われません。茶道具が世に広まったのは、千利休が自ら茶道具を作り出して市場に流通させたことがきっかけです。

千利休が作った和物の茶道具は高く評価され、市場で大きな値が付くようになりました。茶道具は、大きく次の5つに分類されます。

・天茶用具
・懐石用具
・水屋用具
・装飾用具
・待合用具

流派によって用いられる茶道具に違いがあり、また季節によっても変わります。美しいものはお茶の席の観賞用として、あるいはお客様を招く口実にも使われました。茶道具の歴史について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

茶道具の歴史で知っておきたい出来事を紹介!買取ポイントも解説!

 

代表的な茶道具の種類と使い方

代表的な茶道具種類

茶道具には、代表的なものが10種類あります。

  • お茶を点てるときの器「茶碗」

  • 抹茶を入れるために使う「棗」

  • 抹茶をすくための道具「茶杓」

  • お茶を混ぜるときに使う「茶筅」

  • 水を入れる器「水指」

  • 窯や水指から水をくむ道具「柄杓」

  • お湯を沸かす道具「釜・茶釜」

  • お香を入れる容器「香合」

  • 床の間に飾ってある「掛け軸」

  • 水を捨てる受け皿「建水」

  • ​​茶道具を清める際に使う「帛紗」

  • 茶室の床の間に飾る花を入れる「花入」

  • 道具を引き立てる「風炉先屏風」

  • お茶を点てる時に使う抹茶を入れる「茶器」

  • 挨拶の時や席入りにつかう「扇子」

  • お菓子の皿代わりになる「懐紙」

  • 扇子や懐紙などを入れておく「袱紗挟み」

  • 炉や風炉に炭をつぐときに使う「炭斗」

  • 釜の蓋や柄杓を置くときに使う「蓋置」

  • 茶碗を拭くために使う「茶巾」

自分の持っている道具がどのような名前のものなのか、また用途について知りたい方は、以下の解説を参考にしてください。

 

1.お茶を点てるときの器「茶碗」

茶道に欠かせない道具の一つである「茶碗」。茶碗とは、お茶を点てて飲むために使われる器のことです。産地や作家によって種類が分かれており、濃茶には文様のないものが使われ、薄茶には文様のあるものが用いられます。

有名な茶碗の種類は、以下の二つです。

・和物
・唐物

和物茶碗には、格が高くてお茶が点てやすい楽焼が当てはまります。唐物の茶碗は、朝鮮の高麗と呼ばれるものや中国の天目茶碗などです。茶碗には多くの種類があり、それぞれ格も違うのが特徴とされています。

 

2.抹茶を入れるために使う「棗」

抹茶を入れるために用いるのが「棗(なつめ)」です。棗の実の形に似ていることから、その名前が付けられました。ひと昔前までは黒い漆器が使われていましたが、現代では花柄など個性的なデザインが施されている棗も多くあります。

棗には大棗や中棗、平棗など多くの種類があることが特徴です。その数は16種類ともいわれています。基本的な使い方は、以下のような流れです。

・抹茶をふるいでこす
・茶杓ですくい、棗にもるように入れる

ふるいでこす理由は、塊が入っていると飲んだときの口当たりが悪いのをなめらかにするためです。また茶杓は、抹茶が静電気を帯びてお茶が飛び散るのを防ぐために使います。

なお、抹茶は湿気を帯びやすいものであるため、保管するときは冷蔵庫などに入れましょう。

 

3.抹茶をすくための道具「茶杓」

抹茶をすくうために用いられる道具が「茶杓(ちゃしゃく)」です。抹茶を茶碗に入れたり、逆に棗に戻したりするときに使われ、孫の手のような形の曲がったところで抹茶をすくいます。

多くの茶杓は竹製で、普段は同じ材質の筒に入れて保管するのが常識です。ほかにも象牙や鼈甲(べっこう)、木製タイプの茶杓も存在します。

使い終わった後は洗わずに、乾いた布で拭き取りましょう。茶道具の中でも特に重んじて使われている道具です。

 

4.お茶を混ぜるときに使う「茶筅」

「茶筅(ちゃせん)」は、お茶を混ぜるときに用います。流派によって使われる竹の種類や形状が異なるのが特徴です。お茶を混ぜる部分は「穂」と呼ばれ、その数によって種類が分けられます。

穂は多いもので120本、少ないもので16本です。穂が多いものは泡立てやすく、薄茶向きとされており、初心者でも扱いやすい特徴があります。

穂が少ないものは、香り高い濃茶を練るのに向いています。薄茶と濃茶の両方に使えるのは、標準的な本数とされる64本のものです。64本の茶筅は、薄茶・濃茶を点てる方や初めて茶道具を揃える方に向いています。

 

5.水を入れる器「水指」

「水指」は、水を入れるための器として用いられます。入れられている水の用途は、以下のとおりです。

・お茶の温度を調節する
・茶碗や茶筅をすすぐ
・釜に水を足す

水指は磁器や陶器、金属、ガラスなどで作られており、蓋と本体が同じ種類の場合は「共蓋」と呼ばれ、別の種類の塗物を「塗蓋」と呼びます。道具との調和や季節などによって使うものを変えるのが特徴です。

夏には平水指の大きなものを使い、秋には中置と呼ばれる細長い水指を用いるとされています。

 

6.窯や水指から水をくむ道具「柄杓」

釜や水指から水をくむ道具を「柄杓(ひしゃく)」と呼びます。水をすくう部分の「合」と持ち手に当たる「柄」から構成されており、人差し指と節が当たるように持つのが正解です。

柄杓には、大きく分けて3つの種類があります。

・炉用柄杓:合が大きめで、絵の端の部分である切止が表側できられており、11〜4月に用いられる
・風炉用柄杓:合が小さめで、切止が裏側で切られており、5〜10月に用いられる
・炉用・風炉用の兼用柄杓:合が中ぶりで、練習用として用いられることが多い

合をあわせたときに柄の端の部分が見えない場合は炉用とされ、見える場合は風炉用とされています。

 

7.お湯を沸かす道具「釜・茶釜」

「釜・茶釜」は、お湯を沸かすために使われる道具です。茶会の開催を「釜を掛ける」と表現することがあるほど、茶道には欠かせない道具とされています。鉄製で大きさや形はさまざまです。

一般的に炉用には大きめのものを、風炉用には小さめのものを用います。そもそも茶釜は、大和時代に中国から伝わった「鍑(さがり)」を元に作られた道具です。長い年月をかけて徐々に改良されていき、鎌倉時代末期から室町時代初頭で現在の形になりました。

戦国時代には武将たちがこぞって茶道を楽しんだことから、茶釜も全国に広がったとされています。釜・茶釜は意外に歴史が古いのです。

 

8.お香を入れる容器「香合」

お香を入れる容器として使われているのが「香合(こうごう)」です。お香は、茶室に集まる客人の精神を清めることを目的として焚かれます。香合は、客人をお茶の世界に導くために欠かせない道具の一つなのです。

香合を使用するタイミングは、炭点前です。炭点前とは、茶釜の湯の温度を上げる際に炉に炭をくべることをいい、このタイミングで香合から香を取り、大きな炭という意味を持つ「胴炭」のあたりに入れます。

炭点前がない場合は、香合を紙釜敷に乗せて床の間で飾っておくのが一般的です。

 

9.床の間に飾ってある「掛け軸」

床の間に飾るための「掛け軸」も茶道具の一つとして数えられます。茶道とは、お茶を点てて飲むことだけではありません。茶室の雰囲気もお茶と一緒に楽しむのが醍醐味とされています。

そのため、雰囲気作りに掛け軸が欠かせないアイテムとされているのです。基本的には、どんな種類の掛け軸を飾っても問題はありません。とはいえ、茶会に好まれる種類が存在します。

それは書で描かれた掛け軸です。特に禅宗の僧侶である墨蹟が書いた書は、茶会向きとされています。ほかにも、能書家によって書かれたものが飾られることも多いです。

もしも茶室に飾っていた掛け軸を片付けたいと思った方は、以下の記事も参考にしてみてください。

飾らなくなった掛け軸のしまい方6ステップ!扱うときの注意点も解説

 

10.水を捨てる受け皿「建水」

水を捨てる際の受け皿として使われるのが「建水(けんすい)」です。別名「こぼし」とも呼ばれており、唐銅や砂張、陶磁器などの種類があります。

形には決まりがなく、多種多様なデザインのものが出回っているのが特徴です。建水は格が低い道具とされ、点前の際には客人から見えにくい位置に配置して使用します。

建水が広まったのは鎌倉時代です。この時代の建水は、銅製のものが主流でした。現在使われている陶器製のものは江戸時代に登場しましたが、当時はあまり受け入れられなかったようです。

陶器製が広まったのは明治時代で、裏千家の「立礼式」では「陶器皆具」を使うとされていたことから現在にいたります。

なお、茶道具の買い取り相場について知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

【種類別】茶道具の買取相場と高く売れる作家を徹底解説!

 

11.茶道具を清める際に使う「帛紗」

「帛紗(ふくさ)」とは、点前中に道具を清めたり釜の蓋を取ったりする際に使用するものです。茶会の主催者である亭主は帛紗を腰につけ、来客者は着物の胸元に懐中します。茶道具で使える色やサイズは、表千家や裏千家など流派で異なるのが特徴です。

帛紗の布地には、正絹(しょうけん)や人絹(じんけん)があります。正絹の帛紗は本物の絹糸で、人絹は絹糸に見立てた合成繊維で作られています。光沢やしなやかさが違うだけでなく、点前時の使いやすさも変わるため選ぶ際には注意が必要です。

茶道の流派一覧!表千家や裏千家など三千家の違いやそれぞれの作法を解説

 

12.茶室の床の間に飾る花を入れる「花入」

茶の湯の世界では、茶室の床の間に飾る花を活ける器を「花入(はないれ)」と呼びます。花入の素材は、金属や陶磁器、竹などさまざまです。同じ素材でも、形状や意匠が多彩に展開されています。

花入の種類は、以下の3つです。

掛花入

中釘や床柱の花釘に掛ける

釣花入

床の天井や等から吊るす

置花入

床の間に置く

茶席の雰囲気を壊さないように、香りの強い花は避けるのが一般的です。花入れにそのまま活ける「投げ入れ」と呼ばれる方法で飾ります。一般的に季節の花を選びますが、風炉の時季は草花が多く、炉の時季には椿がよく使用されています。

 

13.道具を引き立てる「風炉先屏風」

「風炉先屏風(ふろさきびょうぶ)」とは、茶室で使われる二つ折りの屏風を指します。茶の湯の世界では、「風炉先」と略して呼ばれることが多いです。室町時代から、茶道具を置くための棚の一種である「台子(だいす)」と共に使用されていました。

風炉先屏風には、道具畳の向こうに立てて風炉や道具を保護したり、点前座を引き立てて茶室全体に緊張感を与えたりする役割があります。主に4畳半以上の広間で使用されており、4畳半以下の小間の席では使われないことが多いです。

 

14.お茶を点てる時に使う抹茶を入れる「茶器」

「茶器」とは、薄茶を入れる抹茶道具です。茶器の形状が植物のナツメの実に似ていることから、「棗(なつめ)」とも呼ばれています。従来は黒塗の漆器が一般的でしたが、時代の変化と共に多くの作家や塗師によって多様なデザインが作られました。

現在では、木製や黒柿、輪島塗などさまざまな種類の茶器が展開されています。茶器の種類は、一般的に使用されている利休棗をはじめ、珠光棗や紹鴎棗、長棗、平棗など形状はさまざまです。抹茶は湿度や温度に敏感で劣化しやすいため、保存性の高い茶器を選ぶことが大切です。

 

15.挨拶の時や席入りにつかう「扇子」

茶道で使用される「扇子」は、茶席に招かれたお客様が持つ道具です。茶の湯の世界では、広げて扇ぐために使うのではなく、主に挨拶する際に使用します。扇子を自分の前に置くことで、相手への敬いの念を表す使い方をするのが特徴です。

胸元から畳んだ状態の扇子を真横一文字に膝の前に置き、それを境にするように礼をします。扇子に自他の「境」をつくる結界としての役割があり、相手と自分との距離を作ります。扇子のサイズや使い方が流派で異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

 

16.お菓子の皿代わりになる「懐紙」

「懐紙(かいし)」は、懐に入れて携帯するものです。着物が一般的な時代は常に懐に入れて持ち歩き、生活に欠かせないものでした。茶の世界では、お菓子を食べる際にお皿代わりにしたり、お茶を飲んだあとの茶碗を拭ったりする場合に使用します。

懐紙は使い捨てですが、茶道以外にも敷き紙やメモ帳として活躍してくれるため、多めに購入しておくと安心です。また絵柄が入った懐紙もあるため、季節ごとに使い分けるのもよいかもしれません。

 

17.扇子や懐紙などを入れておく「袱紗挟み」

「袱紗挟み」とは、茶道の稽古や茶席中に持つ小物をまとめて収納する袋です。一般的に、懐紙や扇子、帛紗、菓子切りなどを入れます。袱紗挟みの形状は、三つ折り・つづれ・二つ折りなどさまざま種類がありますが、いずれも用途は同じです。

サイズ展開もさまざまですが、扇子など収納したいアイテムの大きさに合わせて袱紗挟みを選びましょう。男性用はやや大ぶりで寒色系、女性用はやや小ぶりで暖色系などが好まれますが、性別による形や使い方の違いはほとんどありません。

 

18.炉や風炉に炭をつぐときに使う「炭斗」

「炭斗(すみとり)」とは、亭主が客の前で炉や風炉に炭を組み入れる炭点前で使用する器です。炭を組み入れ、香合・羽箒・釜敷・鐶・火箸などを添えて席中に持ち出します。多くは籠などの組物で、内張をして漆をかけたものが使用されています。

炭斗の主な種類には、次のようなものがあります。

  • 菜籠(さいろう)

  • 瓢炭斗(ふくべすみとり)

  • 神折敷(かみおしき)

  • 炭台(すみだい)

  • 箱炭斗(はこすみとり)

 

19.釜の蓋や柄杓を置くときに使う「蓋置」

「蓋置(ふたおき)」とは、茶釜の蓋を置いたり柄杓の合の部分を載せたりする際に用いる道具です。竹や金属、陶磁器といった材質で作られています。蓋置には釜の熱い蓋を置く場所としての役割がありますが、柄杓を乗せるために使われることも多いです。

代表的な蓋置には、次のようなものがあります。

  • 火舎(ほや)

  • 五徳(ごとく)

  • 一閑人(いっかんじん)

  • 三つ人形(みつにんぎょう)

  • 栄螺(さざえ)

 

20.茶碗を拭くために使う「茶巾」

「茶巾(ちゃきん)」は、茶碗を拭く際に使用されるものです。ほかにも、炭手前で釜を清めたり水次(みずつぎ)に添えられたりすることもあります。茶巾は白い麻布で作られており、「片麻茶巾」と「両麻茶巾」の2種類があります。

片麻茶巾は、縦に綿糸、横に麻糸を使用して織り上げた茶巾です。程よく柔らかい質感で、お稽古用に適しています。両麻茶巾は、縦横ともに麻糸を使用して織り上げた茶巾です。しっかりとした生地感で丈夫であるため、長く使用できます。

 

茶道具を高く売るポイント3つ

茶筅の画像

茶道具は、以下の3つのポイントをおさえると高く売れる可能性が高くなります。

・付属品を揃えて売る
・まとめて売る
・きれいな状態で売る

「手間がかかって面倒だ」と思う方も多いことでしょう。しかし、価値を上げるためにも大切なことです。一つずつチェックして、できることがあるかどうかを確かめてみてください。以下でそれぞれ詳しく解説します。

 

1.付属品を揃えて売る

茶道具を高く売りたいのであれば、付属品を揃えて売るようにしましょう。付属品の有無によって査定額に差が出ることが多いため、揃えておいたほうが得をする可能性が高いのです。付属品には、以下のようなものが挙げられます。

・共箱
・共箱を包んでいた布
・道具を止めていた紐
・鑑定書
・保証書

細かい付属品であっても査定額に影響するため、購入した際に付いていた付属品は必ず保管しておいてください。

 

2.まとめて売る

不要になった茶道具を売るときには、できるだけまとめて売るようにしましょう。茶道は、一つの道具だけでできるものではありません。道具一式を揃えてはじめてできます。正式な茶道具の場合、組み合わせが決まっていることも多いです。

茶杓などは捨ててしまう方も多いですが、それは避けましょう。セットで販売するほうが買取業者の利益も高いため、一式を持ち込むと買取価格が上がる可能性が高いからです。一式になっているものは、どんなに古くても全てまとめて売るようにしましょう。

また茶道具をたくさん所有している方の場合、まとめて売るほうが高く買い取ってもらえる可能性が高いです。まとめて査定に出すことで時間短縮にもなり、買取価格に還元してもらえる可能性もあります。

 

3.きれいな状態で売る

きれいな状態で買い取ってもらうことも大切なポイントです。茶道具にホコリや汚れが付いている場合は、柔らかい布で拭いてきれいにしましょう。ただし、強くこすってしまうとキズが付くこともあります。査定額ダウンにつながるため、注意してください。

いつか売ろうと考えている茶道具は、保存環境に気をつけておくのがおすすめです。茶道具は温度や湿度、乾燥、直射日光などによってヒビが入ったり、カビが発生する可能性があります。茶道具の保管は、湿気が少なくて暗い場所にしましょう。そうすると売るときもきれいな状態になるのでおすすめです。

 

高価買取が期待できる作家

様々な作家が造った茶道具 高価買取が期待できるのは、以下の作家です。

  • 北大路魯山人

  • 河井寛次郎

  • 三輪休雪

それぞれの作家について、詳しく解説します。

 

北大路魯山人

北大路魯山人は、大正から昭和にかけて、書や篆刻、陶芸など幅広い分野で活躍した芸術家です。ほぼ独学にもかかわらず類まれなる才能を発揮し、多くの作品が高い評価を得ています。また、美食家や陶芸家として知られており、食材の素材を引き立てる作品を数多く残しているのも特徴です。

代表的な作品には、次のようなものがあります。

  • 備前手桶花入(びぜんておけはないれ)

  • 呉須花入(ごすはないれ)

  • 信楽花入(しがらきはないれ)

 

河井寛次郎

焼物の道を志した河井寛次郎は、高校卒業後に京都市立陶磁器試験場に技師として入所しました。京都市五条坂に工房「鐘渓窯」と住居を構え、翌年の初個展では、東洋古陶磁の技法を駆使した作品が好評を博しています。河井寛次郎の作品は、初期・中期・後期で大きく作風を変えているのが特徴です。

代表的な作品には、次のようなものがあります。

  • 辰砂丸文角瓶(しんしゃまるもんかくびん)

  • 三色打薬茶碗(さんしょくうちぐすりちゃわん)

  • 呉須筒描花文茶碗(ごすつつがきはなもんちゃわん)

 

三輪休雪

三輪休雪は、幼少期から「萩焼」人間国宝の伯父の休和と父の作陶姿勢を間近で見つめ、早くから萩焼固有の素材と技法に親しんでいました。伯父と父の志を理解して革新性を高く評価した三輪休雪ですが、萩焼の伝統的規範にとらわれず、自己の内発的な感覚のもと独自の作品を作り出しています。

代表的な作品には、次のようなものがあります。

  • 鬼萩割高台茶碗(おにはぎようへんわりこうだいちゃわん)

  • 白萩手桶花入(しらはぎておけはないれ)

  • 龍玉盃(たつぎょくはい)

 

不要になった茶道具の売却は「永寿堂」へ!

不要な茶道具売却は永寿堂

不要になった茶道具の売却は「永寿堂」へおまかせください。多くのお客様から茶道具を買い取りさせていただいた実績があります。表千家や裏千家はもちろん、武者小路千家や久田流、堀内流、松尾流、藪内流など、流派は問いません。

買取可能な作家が気になる方は、茶道具買い取りページをご確認ください。練習用の茶道具でも、経験やデータから適正な価格を見出して買取しています。気になった方は、以下のお問い合わせからご相談ください。

 

【永寿堂へのお問い合わせ】
・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com
・LINE ID:@721crjcp

 

まとめ

茶道具の種類に関するまとめ

茶道具とは、茶道に用いられる道具の総称です。5つに分類される特徴があり、美しい茶道具はお客様を招く目的としても使用されています。

茶道具には、代表的な種類が20種あります。茶碗や釜、茶釜など茶道に欠かせないものから、建水のような格の低いものまでさまざまです。

もしも茶道具を売りたい場合は、高く売るためのポイントをおさえておきましょう。査定額に大きな差が出ることもあるため、できるだけ手を施すのがおすすめです。もしも売るお店に迷っている場合は、ぜひとも「永寿堂」におまかせください。

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