古銭にはさまざまな種類があります。全て価値が同じではなく、種類によって違いがあり、中には売れないものもあるのです。この記事では古銭を売りたい方のために価値が決まるポイントや売る方法を解説します。売却を検討している方は参考にしてみてください。
1.古銭の種類
オリンピックや万博で作られた「記念硬貨」
江戸時代に流通していた「大判・小判」
金を素材にした「金貨」
銀を素材にした「銀貨」
海外で流通した「外国コイン」
中国で流通した「中国古銭」
古くに発行された紙幣「旧紙幣」
2.売れない古銭の一例
3.古銭の価値が決まるポイント
古銭の価値の見極めは難易度が高い
刻印が鮮明に残っている
希少価値が高い硬貨
4.古銭を売る3つの方法
4-1.直接持ち込む「店頭買取」
4-2.自宅に来てくれる「出張買取」
4-3.自宅で完結できる「宅配買取」
5.古銭を高く売るためのポイント
6.古銭を売りたいなら「永寿堂」へ!
7.まとめ
古銭の種類
古銭には、小判や大判だけではなくさまざまな種類があるのです。まずはじめに、以下に挙げる古銭について解説します。
・オリンピックや万博で作られた「記念硬貨」
・江戸時代に流通していた「大判・小判」
・金を素材にした「金貨」
・銀を素材にした「銀貨」
・海外で流通した「外国コイン」
・中国で流通した「中国古銭」
・古くに発行された紙幣「旧紙幣」
自分が持っているものが古銭に含まれるのかどうかをチェックしたい方は、以下を参考にしてみてください。
オリンピックや万博で作られた「記念硬貨」
オリンピックや万博の記念として作られた「記念硬貨」は、古銭の1つです。記念硬貨とは、後世の歴史に伝えるべき出来事が起こったときに作られる硬貨を指します。100円や500円といった硬貨だけではなく、1,000円や1万円単位の硬貨が発行されることもあるのです。
記念硬貨は、1964年の東京オリンピック開催を記念して初めて発行されました。出来事ごとに発行される枚数も変わってくるため、希少性に関しては種類によって変わります。代表的な記念硬貨は、以下のとおりです。
・地方自治施行60周年記念貨幣 47都道府県 Aセット
・大阪万博記念メダルセット
・皇太子殿下御成婚記念硬貨
江戸時代に流通していた「大判・小判」
江戸時代に流通していた「大判・小判」も、古銭に分類されます。
大抵、大判と小判は同じものと認識されますが、実際は違うものです。小判は金と銀の合金で作られています。大判は小判よりもサイズが大きく、墨書であることが特徴です。
金そのものの価値に加えて歴史的な価値を持つ大判・小判は、コレクターからも人気が高いといわれています。希少性の高いものであれば、数十万円で売れるでしょう。大判・小判の代表的なものは、以下のとおりです。
・慶長小判
・天正大判
金を素材にした「金貨」
「金貨」も古銭の1つです。かつては世界各地で使われていましたが、現在は銅をメインにした合金に変わっています。日本では、記念硬貨や金投資の際に購入する「地金型金貨」として製造されているのが現状です。
金貨は金100%で作られていると思われがちですが、実際は違います。一般的には9:1の割合で金に銀か銅が混ざっているのです。そのため、金貨だからといって金の時価で買い取ってもらえるわけではありません。
代表的な金貨は、以下のとおりです。
・旧5円金貨
・旧1円金貨
銀を素材にした「銀貨」
古銭の中には、銀を素材にした「銀貨」もあります。銀貨の歴史は古く、紀元前後の時代から流通しています。光沢の美しさはもちろん、変質や変色がしにくく、比較的加工がしやすい点で主流となりました。
銀は単品で加工すると柔らかすぎて、通貨としては使えません。そのため、銅などほかの金属と混ぜてつくられました。買取専門店では、銀の価値や歴史的価値、希少価値を基準として査定されます。
代表的な銀貨は、以下のとおりです。
・鳳凰100円銀貨
・竜50銭銀貨
海外で流通した「外国コイン」
海外で流通した「外国コイン」も、日本で買い取ってもらえます。海外コインの特徴は、国ごとに歴史を知れることです。例えばイギリスの硬貨であれば、イギリスを擬人化したブリタニア女神がデザインされています。
特に最近発行された外国コインの場合、そのデザイン性の高さから恋人や家族へプレゼントする方もいるほどです。外国コインの中には、古くに発行された歴史的価値が高いものもあります。代表的なものは、以下のとおりです。
・ブリタニア金貨
・パンダ銀貨
中国で流通した「中国古銭」
中国で流通した「中国古銭」も古銭として扱われ、高く売れる可能性があるものです。中国古銭の歴史は、紀元前16世紀に貝貨が使われたのが始まりでした。その後戦国時代には「蟻鼻銭(ぎびせん)」に移り変わっていきます。
特に価値が高いとされているのは、刀銭です。過去には1枚40万円で取引されています。そのほかにコレクターからの人気が高い古銭は、以下のとおりです。
・五朱銭
・開元通宝
古くに発行された紙幣「旧紙幣」
「旧紙幣」も古銭に分類されます。現在の紙幣は1,000円と5,000円、1万円札ですが、昔は500円や100円、1円も紙幣として発行されていました。旧紙幣とは、現在では発行されていない紙幣のことを指します。
銀行に持っていくと額面どおりの両替となりますが、買取専門店に持っていくと価値が何倍にもなることがあるので、1度買取専門店に持っていくのがおすすめです。代表的な旧紙幣を以下に挙げます。
・旧国立銀行券
・改造紙幣
売れない古銭の一例
古銭であれば、何でも売れるというわけではありません。中には売れないものもあります。以下の例を参考にしてください。
・偽造された古銭
・レプリカ品
・現行の貨幣
さらに買取専門店によっては、穴銭やアルミ銭、スズ銭も買い取ってもらえないことがあります。買い取りできない古銭については専門店の公式ホームページに載っているので、依頼する前にチェックしておきましょう。
古銭の価値が決まるポイント
古銭の価値は、以下の3つのポイントを基準にして決まります。
・古銭の価値の見極めは難易度が高い
・刻印が鮮明に残っている
・希少価値が高い硬貨
これらのポイントは、売るべきか否かの判断基準にできますよ。それぞれ解説するので、自分の持っている古銭に価値があるのかどうかをチェックしてみましょう。古銭を売るか否かを迷っている方は、ぜひご一読ください。
古銭の価値の見極めは難易度が高い
古銭の価値を見極めるのは、難易度が高いこととされています。市場での需要や出回っている数、紙幣か硬貨かなどさまざまな条件によって価格が決定されるのです。そのため、専門知識のない方に査定を依頼すると、本来価値があるものを「ない」と判断されてしまうかもしれません。
持っている古銭の価値が分からない場合は、古銭を専門に扱っている業者を利用しましょう。実績を見て、古銭を鑑定した経験が豊富にあるかどうかをチェックしてみてください。
刻印が鮮明に残っている
古銭の価値を見るときには、刻印が鮮明に残っているかどうかもチェックしておきましょう。刻印がはっきりしており、読み取れるものは価値が高いとされています。なぜなら、いつ製造されてどの時代に流通したのかが分かるからです。
まずは、刻印が残っているかどうかをチェックしてみてください。このとき、刻印がよく読めないからといって磨くのはやめましょう。手を加えたとみなされ、価値が下がる可能性があります。あくまでも手を加えず、刻印が残っているかどうかを見るだけにしてください。
希少価値が高い硬貨
希少価値が高いという点も、価値が高まるポイントです。非常に古い時代に使われていた古銭や、イベントなどの記念として発行された古銭は、かなり価値が高いとされています。数が限られているため、コレクターの間でも手に入れたいと考える方が多く、買取価格がアップするのです。
とはいえ古銭の場合、素人目では高値で買い取ってもらえるかどうかを判断するのが難しいでしょう。専門店に持ち込み、プロの目で査定してもらうようにしてください。昭和古銭の価値について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみましょう。
古銭を売る3つの方法
古銭を売る際には、以下に挙げる3つの方法を検討するのがおすすめです。
・直接持ち込む「店頭買取」
・自宅に来てくれる「出張買取」
・自宅で完結できる「宅配買取」
それぞれメリットとデメリットがあります。それらを踏まえた上で選択しなければ、予想以上に手間がかかったり時間がかかったりすることもあるでしょう。以下を参考に、自分に合った方法を選んでみてください。
1.直接持ち込む「店頭買取」
まずは、直接店舗に持ち込む「店頭買取」です。店頭買取のメリットは、即日対応で現金化が早い点でしょう。店頭買取は、予約せずに対応してもらえます。
そのため「売りたい」と思ったときに気軽に利用できるでしょう。商談は数十分で終わることが多いため、すぐに古銭を売って現金を手に入れたい方にはおすすめです。しかし自分で運ばなければいけないため、運搬中の破損や紛失には注意してください。
2.自宅に来てくれる「出張買取」
「出張買取」は、自宅にスタッフが訪れて査定から現金引き渡しまでを完了してくれるサービスです。自宅にいるだけで完結でき、遠慮せずに交渉できるメリットがあります。古銭を自分で運ぶ必要がないため、傷つけたり紛失したりといった心配もありません。
鑑定中は、スタッフと依頼者しかその場にいません。買取価格が気に入らなければ、手軽に交渉できます。ただしスタッフと約束した時間には家にいなければいけないため、ほかの予定を入れられない点がデメリットです。
3.自宅で完結できる「宅配買取」
自宅で完結させ、家にもスタッフを入れたくない方には「宅配買取」がおすすめです。宅配買取とは、申し込んだ後に郵送で古銭を送って査定してもらう方法を指します。送料などは業者側で負担してくれることが多いため、手軽に利用できるものです。
また買取専門店が近くにない方でも、送るだけなので気軽に利用できるでしょう。しかし、お店によっては宅配買取に対応していないところもあります。事前に公式ホームページをチェックしておきましょう。
古銭を高く売るためのポイント
古銭を高く売るためのポイントは、以下の3つです。
・古銭以外のエラーコインや紙幣を売る
・付属品をつける
・保存状態に気をつける
古銭以外のエラーコインや紙幣を一緒に売ると、高く買い取ってもらえる可能性があります。これらは、額面以上の価値が付くこともあるのです。もしも付属品が付いている場合には、一緒に売りましょう。
付属品も古銭の評価を上げる要素になります。もしもすぐに売らないのであれば、湿気があるところを避け、専用のケースを使って保存しましょう。
古銭を売りたいなら「永寿堂」へ!
古銭を売りたいと考えるのであれば、ぜひ「永寿堂」へお持ちください。弊社では、さまざまな古銭を買取しております。売れるかどうかがわからない古銭でも、思わぬ価値が付くこともありますよ。
また弊社では、古銭以外にもアンティーク品や骨董品を買い取っています。ご自宅に古銭を含めた大量の骨董品がある場合は、捨ててしまう前にぜひ一度、電話またはメールでお問い合わせください。
【永寿堂へのお問い合わせ】
・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com
まとめ
古銭には、記念通貨や大判・小判、金貨、銀貨、外国コインなどがあります。中には額面以上の価値があるものもあるため、ゴミだと判断して捨ててしまわないようにしましょう。ただし、売れないものもあることは承知しておいてください。
古銭の価値が決まるポイントは、3つあります。素人目ではわからないことが多いため、まずは専門家に査定を依頼しましょう。査定方法も3つあるため、自分の好きな方法を試してみるのがおすすめです。
もしどこに売るか迷ってしまった場合には、ぜひ「永寿堂」にお任せください。
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