絵画の処分方法は3つあります。状態や手間によって選ぶ方法は変わりますが、おすすめは売って処分する方法です。この記事では絵画の処分方法はもちろん、絵画の種類や高く売る方法も解説します。今すぐにでも手放したいと考える方は参考にしてみてください。
絵画の主な4つの種類
1.日本の伝統的な技法を使った「日本画」
2.西洋の技法を使った「洋画」
3.油絵の具を使った「油彩画」
4.水彩絵の具を使った「水彩画」
絵画を処分する3つの方法
1.費用を抑えたいなら「ゴミに出す」
2.有効利用してもらうなら「寄付をする」
3.お金に替えるなら「専門業者に売る」
絵画は捨てるより売ったほうがいい
絵画を高く売るコツ
できるだけきれいな状態で売る
入手経路が分かる資料を取っておく
保存環境に気をつける
絵画の処分は永寿堂へ!
まとめ
絵画の主な4つの種類
絵画には、大きく分けて4つの種類があります。それぞれ技法や使っている絵の具に違いがあることが特徴です。
・日本の伝統的な技法を使った「日本画」
・西洋の技法を使った「洋画」
・油絵の具を使った「油彩画」
・水彩絵の具を使った「水彩画」
上記4つの特徴を詳しく説明するとともに、その特徴を持つ代表的な作品を解説していきます。イメージが湧かない方は、代表作も参考にしながら見ていきましょう。
1.日本の伝統的な技法を使った「日本画」
日本の伝統的な技法を使った絵を総称して「日本画」と呼びます。明治時代以降に西洋から伝わってきた洋画と区別するために名付けられました。そのため、厳密にいえば江戸時代よりも以前に描かれた絵画を日本画とは呼びません。
日本画の特徴は、岩絵具や和紙、絹などの日本で作られている素材や技術を使っていることです。特に岩絵具は、色が違うと性質も異なります。そのため、岩絵具を扱う人には色に応じた技術を習得している必要がありました。
日本画の代表的な作品には、前本利彦の「牡丹と白猫」や岩波昭彦の「摩天楼」などが挙げられます。
2.西洋の技法を使った「洋画」
西洋の技法を使った絵画は「洋画」と呼ばれています。主に油絵や水彩画など、西洋で独自に発達していった技法を用いた絵画です。洋画とは、日本画と区別するために作られた言葉なので世界では通じません。
洋画のメインは、油絵と水彩画です。油絵は、顔料と油成分でできた絵の具で描かれています。洋画では主流ともいえる技法を用いた作品です。
一方の水彩画とは、水に絵の具を溶かしてから塗る技法を用いた作品のことです。この作品には、透明感を演出できる特徴があり、代表作には、高橋由一の「鮭」が挙げられます。
3.油絵の具を使った「油彩画」
油彩とは油絵の具を使って描く技法のことで、この技法を用いて描かれた絵画を「油彩画」あるいは「油絵」といいます。一般的には、絵の具を揮発性の油やワニスで溶いてから、麻や綿を木枠に張ったキャンバスに載せて絵を描いていきます。キャンバス以外に鉄板や紙などに描けることが油彩画の特徴です。
油絵の具は、立体感を表現できる「モデリング」や高い透明性をもつ絵の具を使った「グレーズ」など、幅広い表現ができます。速乾性はありませんが、修正が容易にできることがメリットといえるでしょう。
代表的な作品はグスタフ・クリムトの「キス」です。
4.水彩絵の具を使った「水彩画」
水彩絵の具を使った「水彩画」も有名です。小学校の授業で使われている絵の具も水彩に当てはまります。絵の具を水で薄めて使っていくのが一般的です。
油絵の具はどんな画材にも描ける特徴がありますが、水彩画は水彩紙に描いていきます。薄く溶いた絵の具を薄く塗ってにじみの効果を出す「ウォッシュ」や、あえてかすれた表現を用いる「ドライブラシ」などの技術が生まれました。
代表的な作品には、アルブレヒト・デューラーの「野うさぎ」やサミュエル・プラウトの「アントウェルペンの市場広場と大聖堂」が挙げられます。
絵画を処分する3つの方法
絵画を処分する方法は、3つあります。
・費用を抑えたいなら「ゴミに出す」
・有効利用してもらうなら「寄付をする」
・お金に替えるなら「専門業者に売る」
メリットとデメリットの両方を加味した上で処分方法を検討しなければ、予想以上に時間や手間がかかってしまって後悔することもあるでしょう。よく比較検討した上で処分方法を決めてください。
1.費用を抑えたいなら「ゴミに出す」
処分費用を抑えたいのならば、ゴミに出すことがおすすめです。基本的に絵画は燃えるごみとして処分できます。燃えるゴミの場合、処分費用はかかっても数十円程度なので、かなり安く済むでしょう。
しかし、中には粗大ごみに分類されるものもあります。それは一辺が50cm以上のものや、額縁の素材が燃えるごみで処理できない場合です。この場合の処分費用は、200〜2,000円程度が考えられます。大きさをチェックした上で処分しましょう。
2.有効利用してもらうなら「寄付をする」
自分が持っている絵画を有効利用してもらいたいと思うのであれば、寄付をすることもおすすめです。非営利団体や病院等では、絵画の寄付を受け付けていることもあります。まずは公式サイトを見て、受け付けているかどうかをチェックしましょう。
その後に問い合わせをして、寄付をしても問題がないかどうかを聞いてください。いきなり持って行くと断られる可能性があります。寄付の場合には、知名度よりも絵の雰囲気が明るいかどうかで寄付の可否が決まることを覚えておきましょう。
たとえ無名の作品でも、明るい雰囲気の絵を持っている方におすすめの処分方法です。
3.お金に替えるなら「専門業者に売る」
お金に変えたいのであれば、専門業者に売る方法も検討しましょう。現在は、絵画を専門で買い取ってくれる業者がいます。豊富な経験と専門知識を活かして、適正価格を見極めてくれることが特徴です。
さらに、出張買取に対応している業者も多くいます。出張買取を依頼すると絵画を持ち運ぶ必要がなくなるため、運搬中に傷を付けて絵画の価値を下げてしまうといった心配も無用でしょう。
絵画は捨てるより売ったほうがいい
絵画は、捨てるよりも売ったほうがいいといわれています。なぜなら、素人目では無価値に見える作品でも、価値があるケースが存在するためです。実際に、捨てようと思っていた絵画に100万円の価値があると分かった例もあります。
そのまま捨ててしまうと無価値で終わってしまうものが、売ることによって多くの利益を生み出すこともあるので、ダメ元で査定してもらうといいでしょう。たとえ無名の作品であっても、絵画の場合は芸術品として買い取ってもらえるケースもあります。
捨ててしまう前に、まずは査定をしてもらいましょう。
絵画を高く売るコツ
絵画を高く売りたい場合、次の3つのコツをおさえておく必要があります。
・できるだけきれいな状態で売る
・入手経路が分かる資料を取っておく
・保存環境に気をつける
これらをおさえておくと、査定額の違いを感じられるはずです。コツをおさえておくべき理由についても紹介するので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
できるだけきれいな状態で売る
絵画は、できるだけきれいな状態で売りましょう。特に額縁のホコリなどには注意が必要です。絵画の査定では作品だけを見られていると思いがちですが、額縁の状態もチェックされます。
額縁がきれいな状態ではないと、価値が下がってしまうこともあり得るのです。額縁はもちろんのこと、絵にホコリや汚れが付いていたならば拭き掃除をしておきましょう。
ただし、絵の汚れを無理に落とそうとすると、傷を付けてしまって価値が下がります。軽くこすっても取れないようであれば、そのまま査定してもらってください。
入手経路が分かる資料を取っておく
絵画を売る際には、入手経路が分かる資料を添付しましょう。絵画の情報が分かるだけでも査定額が変わってきます。絵画情報が分からないものは、もしかすると専門家の鑑定を受けられない可能性も出てくるのです。
入手経路が分かる以下の書類は、必ず保管しておきましょう。
・領収書
・取り扱い説明書
さらに、自分で作品について調べてメモしておくことも有効です。絵に関する情報は、事前に調べ上げるようにしてください。
保存環境に気をつける
今すぐに売る予定がない方は、保存環境に気を使っておきましょう。なぜなら絵画は、ダメージがあればあるほど査定額が下がる可能性があるためです。したがって保存環境には十分に気をつけなければいけません。
基本的に保管時は、購入したときの箱に入れておきます。1年に1度は絵を出して換気をしましょう。そして直射日光や冷暖房の風が当たらない場所においてください。そうするだけでも劣化が防げます。
絵画を売る方法や高く売るポイントをさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
絵画の処分は永寿堂へ!
絵画の処分は「絵画買取りの永寿堂」へお任せください。永寿堂では、日本画や洋画をはじめ、掛け軸などの骨董品買取をしております。シミや汚れ、色焼けなどがある場合でも買取が可能です。人件費や運営管理費を削減している分、高価買取をさせていただきます。
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【永寿堂へのお問い合わせ】
・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com
まとめ
絵画には、大きく分けて日本画、洋画、油彩画、水彩画の4種類があります。自分の持っている絵画がどれに当てはまるのか、見極めるヒントにしてみてください。
絵画を処分する方法を3つ紹介しました。それぞれ特徴がある中でもおすすめなのは、売るという方法です。処分費用が不要で、逆にお金がもらえるため、かなりお得な方法といえます。もしも売ろうと思った場合には、この記事で挙げたコツを参考にしましょう。
絵画を売る場所に困っている場合は、ぜひとも永寿堂にお持ちください。傷がある作品でも価値を見出して買い取らせていただきます。
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