池上秀畝の掛軸を売りたいとお考えであれば高価買取させて頂きます、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。こちらの記事では池上秀畝の略歴や買取相場や高く売るポイントなどもご紹介しておりますので売却や購入の際のお役立ちになれば幸いです。
【目次】
1.池上秀畝について
a.池上秀畝の主な略歴
b.池上秀畝の代表作
2.池上秀畝作品の買取相場
3.池上秀畝の買取でよくある質問
4池上秀畝の掛軸買取りは永寿堂におまかせ下さい
池上秀畝について
池上秀畝(いけがみしゅうほ)は1874年、長野県伊那市に紙商兼小間物屋の次男として生まれました。本名を國三郎といい、4、5歳ころから絵に興味を覚え始めたといいます。秀畝の祖父池上休柳は、狩野派を学び晩年に「松柳問答」という画論も残した画家で、父の池上秀華もまた、四条派を学んだ画家でした。祖父は家業を番頭に任せて自らは画作に没頭、父は絵画のほかにも、俳句や短歌、茶道、華道など趣味三昧の生活を送る人で、このような芸術一家に育つ中、秀畝も家業を手伝いながら絵を描き始め、小学校に通うころには、近隣の風景を写生したり、身近な花木などを多数スケッチしたりするようになりました。精巧で写実的なその作風で、12歳のころにはすでに才能の片鱗を見せ始めますが、秀畝は後にまとめられた自伝の中で、祖父や父によってもたらされたこのような生活環境が、自然に絵を描くことに向かわせたと述べています。
1889年、15歳の年に小学校を卒業、画業を極めるために上京して父秀華とともに入門先を探します。瀧和亭、川辺御楯ら名のある大家のもとを訪ねますが、いずれも秀華が気に入らず、ようやく翌年16歳で、後に日本美術協会の重鎮として活躍する荒木寛畝のもとへ入門を果たします。荒木は日本画とともに洋画の技術も学び、洋画の技法を取り込んだ密度の濃い花鳥画などを確立させた人でしたが、秀畝が洋画を研究することは許さず、内弟子として住み込んだ4年間、秀畝には文人画の技法を伝授しました。なお、秀畝という画号は、父の秀華と師の荒木寛畝から一字ずつとってつけたものです。
1894年、20歳の年に日本美術協会展に初出品で2等賞を獲得した後、詩画堂塾と称していた師の寛畝塾を一時離れ、奈良、京都、大阪で古美術の研究を重ねます。諸国遍歴の旅から帰京して再び詩画堂塾に戻ると、1906年に同門の大岡豊子と結婚。同年、詩画堂塾から派生した詩画会に入会し、以後同会が消滅する1942年まで中心人物として活動を続けていくことになります。この間、数多くの出展実績を積み上げながら、1908年に文展(文部省美術展覧会)初入選。1916年からは3年連続で文展特賞を獲得し、画才を世に知らしめました。
一方で1918年、文展の審査方法に異を唱え、同志とともに新結社を結成していわゆる文展改革に乗り出していきました。そして翌1919年、帝国美術院が創設され、帝展が発足すると、審査なしで出品が可能となる無鑑査となり、1924年に帝展委員、1933年には帝展審査員に任命されています。旧派の画家としての伝統を重んじながら、一貫して写実に基づく山水画、花鳥画の確立を模索し続け、そのかたわら自ら「伝神洞」画塾を主宰して後進の育成にも尽力しましたが、1944年、狭心症で死去しました。
池上秀畝の主な略歴
1874年 | 長野県伊那市高遠町で生誕。本名は國三郎。 |
1889年 | 小学校卒業。画家を志し上京。 |
1890年 | 荒木寛畝に入門。 |
1906年 | 同門の大岡豊子(緑畝)と結婚 |
1916年 | 第10回文展で特選。以後3年連続で文展特選。 |
1918年 | 同志とともに新結社を結成。 |
1919年 | 帝展無鑑査。 |
1933年 | 帝展審査員。 |
1944年 | 死去。 |
池上秀畝の代表作
池上秀畝の代表作には、1916年の第10回文展で特選を獲得し、以後3年連続入選の皮切りとなった「夕月」や、翌17年文展特選の「峻嶺雨後」のほか、「四季花鳥」「雨中竹屏風」「初冬」「秋晴」「夏より秋図」などがあります。
池上秀畝の買取相場
池上秀畝作品の買取相場は、作品によって大幅に異なります。真作であれば、数千円から6万円程度の査定額となることが多いでしょう。場合によっては、10万円を超える可能性もあります。文献や冊子に掲載されている作品であれば査定額は高くなります。
池上秀畝の買取でよくある質問
Q.偽物か本物か分かりませんが査定買取りして頂けますか?
A.真贋が分からない品でも査定させて頂きます、当店が真贋を見分け買取りさせて頂きます。
Q.1点でも出張買取りして頂けますか?
A.1点のみとの事でしたら画像を送って頂くか詳しいお話をお聞かせ下さい、品物によっては1点でも出張買取り致します。
Q.池上秀畝の作品以外にも絵画や掛け軸など骨董品があり運べません出張買取りして頂けますか?
A.喜んで出張買取にお伺い致します。
Q.作品が色ヤケやシミなどで状態が悪いのですが売却できるのでしょうか?
A.作品の状態が悪くても買取りはできますが高価買取は難しいかもしれません。
Q.遠方ですが出張買取りして頂けますか?
A.ご内容次第で遠方でも出張買取りできますのでご相談下さい。
Q.箱が付属しておりませんが買取りして頂けますか?
A.木箱が付いていなくても買取り可能ですが査定額は低くなります。
池上秀畝の掛軸買取りは永寿堂におまかせ下さい
池上秀畝の売却をお考えであれば、「掛け軸の取り扱い店である永寿堂」へご依頼ください。弊社では、専門知識と経験、データから適正価格にて買取りさせて頂きます。池上秀畝以外の掛け軸や絵画はもちろんリトグラフやシルクスクリーンなどの版画や骨董品や茶道具や刀剣やアンティーク美術品も査定買取致します。
永寿堂では店頭買取をはじめ出張買取や宅配買取も行っておりますので売却処分をお考えの品がございましたら、電話またはメールでお問い合わせください。
永寿堂のお問い合わせ
TEL.0120-060-510
e-mail. info@eijyudou.com
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