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掛け軸の買取相場はいくら?種類や高く売る4つのポイントを解説
掛け軸の買取相場メインイメージ

掛け軸とは、床の間や茶室などに飾る書画のことです。絵柄や形などさまざまな種類があり、なかには高い価値を有する作品もあります。今回は、掛け軸の買取相場や高く売る4つのポイントについて解説します。買取を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】
1.掛け軸とは?役割と3つの種類
2.人気の高い掛け軸3種
3.掛け軸の買取相場
4.掛け軸を高く売る4つのポイント
5.掛け軸を売るなら永寿堂へ!
6.まとめ

 

掛け軸とは?役割と3つの種類

掛け軸の役割イメージ掛け軸とは、壁に掛けて鑑賞する書や絵画のことです。掛け軸の多くは、巻いた状態で保管されてます。

日本に掛け軸が伝わったのは、飛鳥時代のことです。中国から仏教とともに伝来したこともあり、歴史ある掛け軸には中国の作家によって描かれたものが多数見られます。

掛け軸の買取相場についてチェックする前に、まずは掛け軸の役割と3つの種類について確認していきましょう。

 

掛け軸の役割

飛鳥時代に中国から伝来した際、掛け軸は礼拝用の道具として使用されていました。掛け軸は、仏系の人物などを描いた絵を丈夫な紙に貼り付け、持ち運ぶために誕生したという説もあります。そのため、かつて掛け軸は仏教徒の屋敷を中心に普及しました。

鎌倉時代から室町時代に入ると、掛け軸の役割は鑑賞用へと変化します。その先駆けとなったのが、茶の湯の道を切り開いた茶人、千利休です。利休は掛け軸が空間芸術のひとつであると説き、茶の湯において掛け軸を重要視してきました。

現在の掛け軸は、芸術品としてだけでなく骨董品としての価値を有しています。作者や創作された年代によっては、高値で取引されることも少なくありません。

 

掛け軸の3つの種類

掛け軸の種類掛け軸は、飾る場所によって以下のような3つの種類にわかれます。

  1. 床の間に掛ける「床掛け」
  2. 茶室に飾る「茶掛け」
  3. 仏壇に掛ける「仏壇掛け」

種類によって、掛け軸の大きさや役割は異なります。仏壇掛けは、宗派による違いもみられるでしょう。掛け軸を保有している場合は、ぜひ実物と照らし合わせてチェックしてみてください。

 

床の間に掛ける「床掛け」

床掛けとは、床の間に飾る軸のことです。床の間は、座敷の上座の床を一段高くした場所にあたります。床掛けの標準的なサイズは、横幅54.5cm、縦幅190cmの五尺と呼ばれるものです。

古来から床の間は、神が宿る場所とされてきました。そのため、運気上昇を表す「龍」や家を守る「虎」など、床の間には縁起のよい掛け軸が用いられます。

 

茶室に飾る「茶掛け」

茶掛けは、茶室に飾られる掛け軸のことです。茶掛けは茶道において、亭主のもてなしの心を端的にあらわすものとして重要視されてきました。

禅語を書いた書画や季節を描いた絵画など、茶掛けにはさまざまな種類があります。大きく「〇」が描かれた掛け軸は、「円相(えんそう)」と呼ばれる禅の精神を表す茶掛けのひとつです。

 

仏壇に掛ける「仏壇掛け」

仏壇掛けは、その名の通り仏壇に飾る掛け軸のことです。仏様の絵が描かれ、従来の掛け軸の役割であった礼拝用として用いられます。サイズは仏壇に合わせて作られることが多いでしょう。

仏壇掛けは、本尊と両脇侍の3本1組で揃えます。描かれる仏像の種類は大きくわけて以下の4種類です。

  • 如来(にょらい)
  • 菩薩(ぼさつ)
  • 明王(みょうおう)
  • 天部(てんぶ)

また、宗派によって、仏壇に飾る仏壇掛けの種類や飾り方は異なります。

 

形による違いは2つ

掛け軸の種類は、形によって「文人表装」と「大和表装」の2種類に分かれます。表装とは、書画の鑑賞や保存のために、裂地(きれじ)や紙などで補って巻物に仕上げることです。

中国から伝わった文人表装には、本紙と中廻しだけで構成された「袋表具」や、袋表装に一文字がついた「丸表具」などが挙げられます。

また、大和表装は日本で生まれた表装形式です。「真(しん)」、「行(ぎょう)」、「草(そう)」の3つの形式に分かれ、真がもっとも格式の高い表装とされています。

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人気の高い掛け軸3種

人気の高い掛け軸さまざまな掛け軸があるなか、人気の高いものとして挙げられるのは以下の3種類です。

  1. モダンな雰囲気が人気の水墨画の掛け軸
  2. 掛け軸のなかでも需要が高い中国掛け軸
  3. 贈答用にも好まれる花鳥画の掛け軸

骨董品としてコレクションされたりインテリアとして好まれたりと、人気の高い掛け軸には幅広い需要があります。人気の高さは買取相場にも影響するため、それぞれの特徴をしっかりと確認しておきましょう。

 

1.モダンな雰囲気が人気の水墨画の掛け軸

墨で描かれる水墨画は、モダンな雰囲気が人気です。墨一色で豊かな世界観を表現する技法は、中国で唐代に成立したといわれています。ぼかしを巧みに用いながら、紙の上に濃淡や明暗を表すのが大きな特徴です。

水墨画は、日本古来の和室はもちろん、洋室にも合うインテリアとして好まれています。技法が優れたものであれば、より高い査定額が期待できるでしょう。

 

2.掛け軸のなかでも需要が高い中国掛け軸

中国掛け軸は、中国の作家によって描かれた掛け軸です。仏教の教えである書からはじまり、風景画や美人画など、数多くの図柄が存在します。また「書画同源」という考えから、詩と絵画がセットで描かれているのが特徴です。

中国の好景気の影響もあり、中国掛け軸は投資目的として購入されています。市場での需要も高く、高値での取引が期待できる掛け軸です。

 

3.贈答用にも好まれる花鳥画の掛け軸

花や鳥をはじめ、生き物が描かれた花鳥画の掛け軸は贈答用として好まれています。魚や鯉は子孫繁栄、蝶や猫は長寿など、絵柄に意味合いが込められているのが特徴です。

また、描かれる花や鳥の種類によって四季が表現されることもあります。鮮やかな色合いと美しさが、祝いの贈り物や祈願の品として好まれる理由といえるでしょう。

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掛け軸の買取相場

掛け軸の買取相場掛け軸の買取相場は、種類や作家によって異なります。なかでも高価買取が期待できるのが、有名作家の中国掛け軸です。中国画の巨匠「斎白石(せいはくせい)」が手がけた掛け軸は、過去に300万円〜1,000万円の値で取引されています。

江戸時代の有名画家「伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)」の掛け軸も評価が高く、過去の買取価格は350万円です。作家がわからない作品でも年代物は8万円前後で取引されているため、信頼できる業者に査定を依頼してみるとよいでしょう。

 

掛け軸を高く売る4つのポイント

高く売れる掛け軸掛け軸を高く売るためには、次の4つのポイントに気を付けてください。

  1. 有名作家の掛け軸であるか
  2. 木箱が付いているか
  3. 保存状態が良好か
  4. 鑑定書が付いているか

前述したように、有名作家の掛け軸の場合は高い買取価格が見込まれます。また、保存状態が良いことも大切なポイントです。鑑定書があれば、作品の価値がより高まるでしょう。

 

1.有名作家の掛け軸であるか

市場では、有名作家の掛け軸ほど高値で取引されています。代表的な作家として挙げられるのは、伊藤若冲や竹久夢二(たけひさゆめじ)、斉白石などです。

掛け軸には、作者を示す落款やサインが残されています。しかし、素人では正確な判断が難しいものです。真偽が不明な場合は、確かな目を持つ専門業者に査定を依頼してみてください。

 

2.木箱が付いているか

多くの掛け軸は、木箱に入った状態で保存されています。木箱にも価値があるため、買取には掛け軸と木箱をセットで出してください。掛け軸を良い状態で保管するためにも、木箱は大切なアイテムです。

また、木箱には「箱書き」と呼ばれる作者名が記されていることがあります。この場合、作品が本物である証になり査定額アップが期待できるでしょう。

 

3.保存状態が良好か

掛け軸をより高い額で売るために、保存状態は大切なポイントです。掛け軸は紙や布でできているため、破れたりかすれたりといったコンディションの悪化も見られます。長年保存している間に虫に食われ、穴があいてしまうこともあるでしょう。

手元に掛け軸がある場合は、しまったままにせず定期的に飾るよう心がけてください。空気に触れさせてから丁寧にしまうことで、カビやシワのリスクを軽減できます。

 

4.鑑定書が付いているか

鑑定書は、掛け軸が本物の作品であることを証明する大切なアイテムです。特に、有名作家の作品は、鑑定書の有無が重視されます。高値で取引されるような掛け軸ほど、贋作が多く出回るからです。

鑑定書が付属する場合は、必ず掛け軸と一緒に査定に出してください。価値ある掛け軸ほど、買取額アップの重要なポイントになります。

 

掛け軸を売るなら永寿堂へ!

掛け軸を売るなら永寿堂へ掛け軸の買取にお困りの際は、ぜひ「永寿堂」へお持ちください。永寿堂では掛け軸に限らず、絵画や茶道具といった骨董品の買取にも対応中です。過去には、掛け軸や香炉、茶器などをまとめて買取した実績もあります。

経年劣化などで状態が良くない掛け軸も、希少性が高いものは高額査定となる場合があります。査定は無料のため、ぜひお気軽にご依頼ください。

宅配買取が基本ですが、物量が多い場合や大型品などの買取は遠方でも出張いたします。掛け軸を確かな業者に売りに出したいとお考えの方は、ぜひ電話またはメールでお問い合わせください。

 

【永寿堂へのお問い合わせ】

・TEL:0120-060-510

・メール:info@eijyudou.com

 

まとめ

掛け軸の買取相場まとめイメージ掛け軸は、作家が著名であるほど高値で取引されます。また、保存状態が良好であることも大切なポイントです。

自分では作者などがわからない掛け軸も、専門知識をもつ業者に依頼すれば作品に見合う価格で買取に出せます。思いがけない額で取引されることもあるでしょう。大切な掛け軸の買取ほど、ぜひ信頼できる業者への依頼を検討してみてください。

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