渡辺省亭の作品を買取り致します。売却をお考えの渡辺省亭の掛け軸の買取りは永寿堂におまかせ下さい。洋風表現を使い花鳥画を得意とした作品でメトロポリタン美術館やボストン美術館にも作品が所蔵されてる画家の渡辺省亭についてや略歴なども掲載しておりますので購入や売却の際のご参考にして下さい。
【目次】
1.渡辺省亭(わたなべ せいてい)について
渡辺省亭の主な略歴
渡辺省亭の作品
渡辺省亭の作品を高額で買取ってもらうには
2.渡辺省亭の買取でよくある質問
3.渡辺省亭の売却であれば買取専門店である永寿堂へ!
永寿堂へのお問い合わせ先
渡辺省亭(わたなべ せいてい)について
渡辺省亭(わたなべせいてい)は1852年1月18日に生まれた日本画家です。本名は吉川義復(よしまた)といい、秋田藩の札差である吉川長兵衛の次男として江戸神田佐久間町に生まれました。12歳の時に牛込の質屋に奉公に出されますが、絵ばかり描いていたので暇を出されたと言われています。16歳の時に菊池容斎に弟子入りし、絵の世界に入っていきました。修行時代には自然を手本にしながら先達の優れた作品から技術を摂取して、写実的な手法を追求しました。師匠からの厳しい指導の中で、花鳥画を描く才能に目覚めていきます。菊池容斎門下には、松本楓湖・梶田半古・三島蕉窓などがいました。1869年(明治2年)には、7月に来日したエディンバラ公に贈呈するための絵画制作に参加しました。理由はわかりませんが、容斎に破門されたのも同時期です。1872年に渡辺家の養嗣子となり、吉川家から離れます。その後、師と和解し旧幕臣大久保一翁のための作品の一部を任されました。
1875年には日本最初の起立工商会社に就職し、七宝工芸図案などを描きました。会社での仕事を通じて、西洋人にも好まれるようなセンスを身につけることに成功します。1877年に第一回内国勧業博覧会が催され、渡辺省亭は図案や下絵、絵画作品などを出品することになります。その図案の1つが認められて賞を取ったことで、翌年のパリ万博への出品が決まりました。起立工商会社の嘱託という身分で、パリに派遣されました。この派遣は日本画家初の洋行留学だと言われています。パリ留学時には印象派のサークルに参加しました。そのサークルではエドガー・ドガやマネの弟子のジュゼッペ・シャルパンティエと交流しています。省亭は印象派の作家との交流の中で、ブラックモン風の写実表現を取り入れることに成功しました。その結果、和洋を混ぜ合わせたような新鮮で洒脱な作風を切り開くことに成功しています。
パリから帰国後、吉原出身のさくという女性と結婚しました。1881年の第二回勧業博覧会では妙技三等賞を受賞し、1883年にはアムステルダム万国博覧会で銀賞を受賞しました。さらに1887年の第二回絵画会大会に出品した作品で、二等褒状を獲得しました。渡辺省亭は日本画家としてだけでなく、木版画や口絵作家としても評価されています。特に坪内逍遥や山田美妙の小説に描いた口絵によって、大衆的な人気を博しました。1890年から春陽堂により発行された『美術世界』の編集作業に携わり、後進の作家が世に出る手助けをしています。『美術世界』に寄稿したのは川辺御楯・鈴木松年・月岡芳年・今尾景年などです。
渡辺省亭は最後まで弟子を取らず、自由な活動を貫きました。同時代や先人の作品に容赦のない批評を浴びせたことでも知られています。その対象は横山大観など大家にも及びました。私生活でも自由で、正妻の他に愛人宅を持ちそれぞれの家を行き来する生活を死ぬまで続けています。渡辺省亭は脳溢血で倒れた後、尿毒症と腎臓炎を併発して68歳で亡くなりました。亡くなった場所は日本橋浜町の自宅で、墓所は台東区です。その作品は特に外国人に好まれ、多くが海外へ流出しています。メトロポリタン美術館やボストン美術館に渡辺省亭の作品は所蔵されています。
渡辺省亭の主な略歴
1852年 | 江戸で生まれる |
1877年 | 勧業博覧会で受賞 |
1878年 | パリ留学 |
1881年 | 妙技三等賞を受賞 |
1918年 | 自宅で亡くなる |
渡辺省亭の作品
渡辺省亭は1899年(明治32年)に『牡丹の図』を描きました。中央に大きな牡丹が配置され、黒揚羽が花にとまるという構図の掛け軸です。左から右手へと吹き抜ける風まで表現された技巧的な作品です。省亭は小説の口絵や挿絵も精力的に描き、高い評価を得ています。作家の山田美妙の「蝴蝶」という作品につけた挿絵は、白と黒だけで作品の世界がうまく表現されています。1892年に「奴の小万」という小説につけた口絵も、高く評価されている作品です。
渡辺省亭の作品を高額で買取ってもらうには
渡辺省亭は有名な日本画家で、その作品の多くは海外の美術館に保存されています。そのため、国内で所蔵されている作品の数は多くないでしょう。しかし、作品の流通量が少ないため、逆に高値で買取りをしてもらえる可能性も高いと言えます。箱などが残っており、画家の署名が入っているなら本物である可能性が高いです。渡辺省亭の真作なら、高く買取ってもらえるでしょう。署名がなくても鑑定士の証明書があれば真作であると証明可能です。作品を買取ってもらう場合は、買取りの専門店に持っていくことをおすすめします。販売と買取りを両方やっている店よりも、専門店のほうが鑑定力が高いことが多いためです。
渡辺省亭の買取でよくある質問
Q.共箱でなくても買取りして頂けますか?
A.共箱でない作品でも買取り可能です。
Q.渡辺省亭の作品以外にも絵画や掛け軸など骨董品があり運べません出張買取りして頂けますか?
A.もちろん喜んで出張買取にお伺い致します。
Q.作品が色ヤケやシミなどで状態が悪いのですが売却できるのでしょうか?
A.作品の状態が悪くても買取りできます。
Q.遠方ですが出張買取りして頂けますか?
A.ご内容次第で遠方でも出張買取りできますのでご相談下さい。
渡辺省亭の売却であれば買取専門店である永寿堂へ!
渡辺省亭の作品を売りたいとお考えであれば、ぜひとも「永寿堂」におまかせ下さい。洋風表現を使い花鳥画を得意とした作品でメトロポリタン美術館やボストン美術館にも作品が所蔵されてる渡辺省亭の掛け軸を高価買取させて頂きます。
当社は幅広いジャンルを取り扱っており、渡辺省亭の作品の他にも陶芸品や骨董品や絵画や掛け軸や茶道具や美術品やアンティーク品などその他ジャンルを問わず、さまざまな品をコレクションしていた方の品を買取りさせて頂きますので電話またはメールでお問い合わせください。
永寿堂へのお問い合わせ先
・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com
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