松本楓湖の作品を買取りしております、帝国美術院会員で歴史画や挿絵を描いた日本画家である松本楓湖の掛軸のご処分売却をお考えであれば高価買取させて頂きます。
【目次】
松本楓湖(まつもと ふうこ)について
松本楓湖の主な略歴
松本楓湖の代表作
松本楓湖の買取の際の注意点
松本楓湖の買取りは永寿堂へ!
永寿堂へのお問い合わせ先
松本楓湖(まつもと ふうこ)について
松本楓湖(まつもとふうこ)は1840年(天保11年)に常陸国河内郡(現在の茨城県稲敷市)に、松本宗庵の子供として生まれました。幼名は藤四郎と言います。松本宗庵の家業は漢方医で、学問のあった父から手ほどきを受けました。幼少の頃から絵を学び、その腕前は周囲の大人も認めるほどだったため、画業を志すのは自然なことでした。松本楓湖は1853年、彼が14才のときに日本橋の沖一蛾(おきいちが)の画塾に入ります。2年後の1855年に師の沖一蛾が亡くなってしまったため、各地を転々としながら絵画の技術を磨くことになります。数多く得た師の中で特に松本楓湖に影響を与えたのは、歴史画を得意とした菊池容斎です。日本画から洋画まで様々な技術を取り入れた菊池容斎から受けた影響は、松本楓湖の生涯の最後まで残りました。
「幼学綱要(ようがくこうよう)」や「婦女鑑(ふじょかがみ)」などが、松本楓湖が初期に手掛けた作品になります。1895年には第4回内国勧業博覧会に「蒙古襲来・碧蹄館」を出品して、高い評価を得ました。実力が認められ、岡倉天心らが創立した日本美術院の正員として参加することになります。翌年に開催された第7回絵画共進会や1907年に開かれた文展で審査員を務めました。1919(大正8)年には文部省管轄の帝国美術会員となりました。楓湖の画業は師である菊池容斎の歴史画を継承し、それを次代に橋渡ししたと評価される一方、オリジナリティーはなかったと考えられています。宮内庁関連の仕事では、沖一蛾から学んだ技術を使った作品が多く見られました。しかし、展覧会に作品を出品する時は、写実を取り込むなど独自性を打ち出す努力を怠りませんでした。
1877年頃に開いた安雅堂画塾は、師の意思や技術を後世に伝えることを目的にしたものです。この私塾からは約400人と言われる門下生が輩出されました。安雅堂画塾では楓湖自身や容斎が模写した古名画を模写させたり、モデルを用いた人物模写をさせたりしながら絵の描き方を教えていきました。安雅堂画塾からは、村岡応東・中島光村・今村紫紅・小茂田青樹などが巣立っていきました。
松本楓湖の主な略歴
1840年 | 常陸国(現茨城県)で生まれる |
1853年 | 沖一蛾の画塾で学ぶ |
1868年 | 菊池容斎に教えを受ける |
1877年 | 安雅堂画塾を開く |
1895年 | 内国勧業博覧会に出品 |
1919年 | 帝国美術院の会員となる |
1923年 | 亡くなる |
松本楓湖の代表作
松本楓湖の作品の中でよく知られているものと言えば、戦国武将の武田信玄とその幕僚の姿を描いた「武田二四将図」です。真下晩菘が武田信玄公三百回忌のために松本楓湖に描かせたもので、全てで二十四帖あります。信玄関連の資料としても、メディアなどで何度も活用されています。その他の代表作としては、1894年に描いた「日本武尊」や第4回内国勧業博覧会に出品した「蒙古襲来・碧蹄館」などを挙げることができます。松本楓湖は口絵にも秀作を残しており、1888年に描いた「花間鶯(かかんおう)」や幸田露伴作品に描いた「風流仏」も有名です。
松本楓湖の買取の際の注意点
松本楓湖は帝国美術院会員になったように、歴史的に高い評価を得ています。松本楓湖の真作であった場合、かなりの高値で売ることが可能です。どの作品であっても高値で買い取ってもらえますが、それには松本楓湖本人の署名や落款がなければなりません。残っていない場合でも、鑑定書や共箱を持っているなら高値で売ることができるでしょう。保存状態が良好であれば、なお売りやすくなります。折れやシミ、虫食いなどがないか事前にチェックしておきましょう。
松本楓湖の買取りは永寿堂へ!
松本楓湖の作品を売りたいとお考えであれば、ぜひとも「永寿堂」におまかせ下さい。帝国美術院会員で歴史画や挿絵を描いた日本画家である松本楓湖の掛軸を高価買取させて頂きます。
当社は掛け軸をはじめ、幅広いジャンルを取り扱っております。骨董品や陶芸品や骨董品や絵画や掛け軸や茶道具や美術品や書道具やアンティーク品など、さまざまなコレクション品を買取りさせて頂きます、電話またはメールでお問い合わせください。
永寿堂へのお問い合わせ先
・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com
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