橋本関雪の買取りは永寿堂にお任せ下さい。略歴や作風や買取相場もご紹介
橋本関雪の掛軸を売りたいとお考えであれば高価買取させて頂きます、電話やメールなどでお気軽にご相談下さい。こちらの記事では新南画と呼ばれる作風を確立した日本画家である橋本関雪の略歴や買取相場や高く売るポイントなどもご紹介しておりますので売却や購入の際のお役立ちになれば幸いです。
【目次】
橋本関雪について
橋本関雪の主な略歴
橋本関雪の作風
橋本関雪の代表作
橋本関雪作品の買取相場
橋本関雪を高く売るためのポイント
橋本関雪の買取りは永寿堂におまかせ下さい
永寿堂へのお問い合わせ
橋本関雪について
橋本関雪は、1883年に兵庫県神戸市で生まれた日本画家です。12歳頃から絵画に興味を持ち始め、四条派に属する画家、片岡公曠のもとで学びます。15歳の時に、絵画の修行を目的として上京しました。
16歳の時に、神戸に帰ることとなりました。しかし20歳の頃には京都に出て、竹内栖鳳が主催する画塾「竹杖会」に入ります。そこで上村松園や西山翠嶂、小野竹喬、土田麦僊、金島桂華らといった、近代日本画の優駿達と親睦を深めました。プライベートで彼は、後の妻となる岩見ヨネと出会い、21歳で結婚しました。
橋本関雪は数多くの作品を生み出し、さまざまな賞を受賞しています。彼が生み出す絵画は、写実的な描写を取り入れた新南画とされており、大正・昭和時代における画壇へ大きな影響を与えました。
橋本関雪は、東京美術研精会主催展覧会での「研精賞」、大正博覧会では「銀賞」、橋本関雪聖戦記念画展の「朝日賞」などの受賞歴があります。また幼少期から父の影響を受け、絵画のほかにも漢詩も嗜んでいたとされています。
橋本関雪は大正・昭和における京都画壇でひときわ異彩を放った「和魂漢才」として、現代でも広く知られています。
橋本関雪の主な略歴
1883年 |
神戸市で生まれる |
1890年 |
父から漢詩や書画を習い始める |
1895年 |
絵画に興味を持ち、四条派へ入門 |
1898年 |
絵画の修行のため、上京する |
1906年 |
東京美術研精会主催展覧会に『四面楚歌の声』を出品し、研精賞を得る |
1907年 |
神戸にて、絵画展を開く |
1910年 |
漢詩集『関雪詩稿』を出版する のちの代表作の一つとなる『琵琶行』を出品 |
1911〜1920年 |
『片岡山のほとり』や『木蘭詩』といった数多くの作品を出品し、高い評価を得る 代表作の一つ『猟』を生み出す |
1922年 |
平和記念東京博覧会の審査員を努める |
1924〜1927年 |
『船』や『魚楽』といった数多くの作品を出品 |
1928年 |
パリ日本美術展に作品を出品 |
1929〜1944年 |
『玄猿』や『猫』などの作品を生み出す 審査員を務めたり、個展を開催したりといった絵画活動もおこなう |
1945年 |
狭心症によって死去 |
橋本関雪の作風
橋本関雪の作品を語るうえで、欠かせないのが「作庭」です。大正時代初期に誕生した作品である、兵庫県明石の「蟹紅鱸白荘(現・白沙荘)」は、彼の作庭として有名な場所です。
これに続いて、京都府銀閣寺畔の自邸には「白沙村荘」、滋賀県大津にある逢坂山には「走井居(現・月心寺)」などがあります。そして兵庫県宝塚に建つ、最大の別邸「冬花庵」なども彼の作品の一つです。
橋本関雪は「庭を造るのも、画を描くのも同じこと」だと言います。彼によって造られた庭は、いずれも彼がもつ、強い美意識が反映されています。
彼が描く絵画と同じように、彼の手によって造られた庭からは、古典的手法を踏襲しながらも、新たな要素を取り入れていることがわかります。彼が自身の美意識を表現するためには、絵画と同様に「庭」も欠かせないものでした。
もちろん、絵画のみから彼の作風について考える場合は、やはり前述したように「写実的」な描写に注目すると良いでしょう。あるものをそのままに描く彼の作風は、当時の人々の目には非常に革新的な手法に映ったようです。
橋本関雪の代表作
橋本関雪はいくつもの作品を生み出した日本画家です。代表作品にはさまざまな絵画が挙げられていますが、ここでは『琵琶行』『猟』『玄猿』の3点について解説します。
『琵琶行』とは、中国中唐の時代に作られた『琵琶の詩』と呼ばれる長編叙事詩を題材にした作品です。1人の女性と2人の男性が船を漕ぎながら、詩を読んでいる様子が描かれています。
『猟』は、大正4年に開催された第9回文展に出品された作品です。同文展にて作品は2等に選ばれました。この時期、1等は選出されなかったことから、2等が実質的な1等と考えられます。
『玄猿』は、墨の濃淡だけを用いて、あえてぼかして表現する技法が用いられています。猿の柔らかな毛並みを、豊かに表現しています。
橋本関雪作品の買取相場
日本絵画のみにとどまらず、作庭や漢詩など、あらゆる分野でその才能を発揮した橋本関雪。彼の作品は現代でもなお高い評価を得ており、高額で買取されています。
橋本関雪が生んだ日本画は、数十万円で取引されています。代表作とされている作品であれば、数千万円の買取価格がつけられる可能性もあるでしょう。複製画などの場合は、数万円程度で取引されています。
過去に、ネットオークションで落札された作品は、以下のようなものです。取引価格とお供に一覧を確認してください。
- 「魚果之図」2万7,552円
- 「梅渓載詩図」3万5,500円
- 「牧羊図」3万4,700円
- 「寿星図」1万9,000円
また買取業者などで取引された事例では、各作品に以下のような買取価格がつきました。
- 「玄猿」4,000万円
- 「梅渓載詩図」17万円
- 「猿候画幅」15万円
- 「手長画幅」13万円
橋本関雪を高く売るためのポイント
橋本関雪の作品に限らず、美術品をより高額で買い取ってもらうためには、以下のようなポイントを抑えて、査定を依頼すると良いでしょう。
- 作品の状態
- 作品の人気
- 作者のサインや落款の有無
- 共箱や共シールの有無
まずは「作品の状態」をチェックしましょう。橋本関雪の作品は、状態がよいことで大幅に査定額がアップする可能性があります。傷や破れはもちろんのこと、カビやシミがないかなども入念にチェックしてください。もちろん保管場所においても、このような点に十分な配慮が必要です。
作品自体の人気も、買取価格に大きく影響します。人気の作品であるほど、高額な取引がされることは、どのような商品でも同様です。橋本関雪の作品の中でも、前述したような「玄猿」や「琵琶行」は人気作品です。買取価格も高額になることが予想されます。
また橋本関雪のサインや落款の有無によっても、作品の価値は大きく変わります。もちろん、共箱(ともばこ)や共シールの有無も同様です。本人の作品であることを証明できれば、希少性が高まり、買取価格も上がります。また本人のサインがない場合でも、箱や堤などの付属品は、セットで査定してもらいましょう。
橋本関雪の買取りは永寿堂におまかせ下さい
橋本関雪の売却をお考えであれば、「永寿堂」へご依頼ください。弊社では、専門知識と経験、データから適正価格にて買取りさせて頂きます。橋本関雪以外の掛け軸や絵画はもちろんリトグラフやシルクスクリーンなどの版画や骨董品や茶道具や書道具や刀剣や美術品も査定買取致します。
永寿堂では店頭買取をはじめ出張買取や宅配買取も行っておりますので売却処分をお考えの品がございましたら、電話またはメールでお問い合わせください。
永寿堂へのお問い合わせ
TEL.0120-060-510
e-mail. info@eijyudou.com
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