洋食器の買取について、買取り相場や高価買取のブランド食器を解説|骨董品買取は名古屋永寿堂へ
いただき物の洋食器は、自宅ではあまり使わないという方も多いのではないでしょうか。しかし特別な日の食卓を彩るアイテムとして、またコレクションの一つとして洋食器は人気が高いです。使わない場合は、思い切って買取に出してしまうのも方法の一つ。ブランドや生産時期によっては、かなり高額で取引されることもあるので、本記事で解説していきます。
【目次】
洋食器の主な種類
洋食器買取で高価買取されやすいブランド
洋食器の買取相場
洋食器を高く買取してもらうためのポイント3つ
洋食器の買取は永寿堂におまかせください
まとめ
洋食器の主な種類
ひと口に「洋食器」といっても、いくつかの種類があります。定番の洋食器は、大別すると「カップ&ソーサー」「プレート」「ポット」「グラス」「カトラリー」の5種類です。各食器もまた複数の種類に分かれており、それぞれ用途が異なります。本章では、洋食器の種類とともに、何に使われる食器であるのかを解説します。
1.カップ&ソーサー(コーヒー・デミタスカップ)
カップ&ソーサーには、以下6種類の食器が含まれます。
- ティーカップ&ソーサー
- コーヒーカップ&ソーサー
- デミタスカップ&ソーサー
- モーニングカップ&ソーサー
- マグカップ
- スープカップ&ソーサー
ティーカップ&ソーサーは、紅茶を楽しむ際に使われる洋食器です。紅茶の香りや色を堪能することはもちろん、熱い紅茶を早く冷ますために、広く浅い飲み口となっていることが特徴です。
コーヒーカップ&ソーサーとは、名前のとおりコーヒーを楽しむために使われるカップです。ティーカップとは反対に、コーヒーの温度を長時間キープするために飲み口が狭い作りになっています。また厚みのあるカップが多く、熱いものを注いだ場合でも手に持ちやすくなります。
デミタスカップ&ソーサーはエスプレッソ用に用いられるカップです。一般的には60〜80mlのサイズで、保温効果を重視して作られています。
モーニングカップ&ソーサーは、容量が280ml前後と比較的大きめのカップであることが特徴です。コーヒーはもちろんのこと、ミルクをたっぷり入れたカフェオレにも対応できます。
身近なカップには「マグカップ」がありますが、この食器はコーヒーや紅茶はもちろん、スープまでさまざまな飲み物に使われるカップです。
スープカップ&ソーサーは、ハンドル(持ち手)がカップの左右両方についていることが特徴です。スープだけでなく、サラダや前菜を盛り付ける際にも役立ちます。
2.プレート(デザートプレート・ボウル)
プレートには、「ディナープレート」や「デザートプレート」などがあります。
「ディナープレート」とは、メインディッシュを盛り付ける際に使われる食器です。一般的に23〜27cmと大きめのサイズであり、食器によっては30cmほどのお皿もあります。
肉料理や魚料理をはじめとしたメインディッシュを盛り付ける際に使われます。
「デザートプレート (中皿)」とは名前のとおり、デザートを盛り付けるために使われる食器です。一般的には18〜22cmであり、デザートの他にもサラダや前菜、ライスを盛り付ける際にも使われます。
3.ポット(コーヒーポット・ティーポット)やクリーマー
ポットやクリーマーなどにも、さまざまな種類があります。
「ポット」「クリーマー」「シュガー」は、紅茶やコーヒーを楽しむ際に便利な「ティーセット」です。周知のとおり「ティーポット」とは紅茶を注ぐためのアイテムです。紅茶を注ぐのに使われるのはティーポットですが、コーヒーには「コーヒーポット」が使用されます。
「クリーマー」とは紅茶やコーヒーに使う、ミルクやクリームを入れる食器です。持ち手が本体の上部に付けられているため、カップに注ぎやすいような作りとなっています。ミルクの他にもサラダのドレッシングを入れる、花瓶として使うといった活用方法もあります。
「シュガー」とは名前のとおり、コーヒーや紅茶に入れる「砂糖」を保管するために使われるものです。
4.グラス(ワイングラス・シャンパングラス・ロックグラス)
グラスには非常に多くの種類があります。「ゴブレット」「タンブラー」「シャンパングラス」など、ドリンクによって使われるグラスの種類は多岐に渡ります。ここでは代表的なものとして「ワイングラス」「シャンパングラス」「ロックグラス」の3種類について解説します。
「ワイングラス」は、名前のとおりワインを飲む際に使われるグラスです。白ワインを飲む際には温度が上がってしまうことを防ぐよう小さめなグラスとなっており、赤ワインの場合は芳醇な香りをより楽しめるように大きめなグラスが使われます。
よく見られる「シャンパングラス」は、パーティーで使われる平型のグラスです。他には、泡の美しさをより際立たせるための細身で背の高い「フルートタイプ」もあります。
ロックグラス(オールドファッショングラス)は、ウイスキーやラム酒を飲むときに使われるグラスです。飲み口が広く安定感のあるフォルムなことが特徴です。
5.カトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン)
洋食では、食器の他にも多数の「カトラリー」が使用されます。洋食のフルコースでは、肉料理にはテーブルナイフとテーブルフォーク、魚料理にはフィッシュナイフとフィッシュフォーク、デザートを食べる際にはデザートナイフ・デザートフォーク・デザートスプーンが必要です。またブイヨンスープには専用のブイヨンスプーン、食後のコーヒーや紅茶にはティースプーン、エスプレッソの場合はモカスプーンが使われます。
このようなカトラリーもまた高額買取の対象となるため、食器と合わせて査定を依頼してみてください。
洋食器買取で高価買取されやすいブランド
洋食器のなかでも、特定のブランドの食器は高額で取引をされる傾向があります。もちろんノーブランドの食器であっても、状態がよければ買い取ってもらうことは可能です。しかしハイブランドの食器であれば、状態次第では10万円以上の値がつくものもあります。
本章では、高額買取が期待できるブランドを9つ紹介していきます。
1.マイセン
マイセン(MEISSEN)は、ドイツのマイセン地方で誕生したブランドです。同ブランドの製品には、一つひとつシンボルマークとされている「双剣」が描かれています。現代においても、このマークは手描きで記されるため、まったく同じメークというのが一つもないことも特徴です。またマークは時代とともに変わることも多いため、双剣のマークを見ることで製作年代を予測できます。
マイセンの買取参考価格は、「青い実のマホニー 透かしバスケット(26cm)」は5,000円、「ブルーオーキッド ジャパニーズカップ&ソーサー」は5客で1万7,000 円です。美品の「宮廷の小花 コーヒーカップ&ソーサー」は、1客で1万2,000 円で買取されたこともあります。未使用で箱付きのティーカップであれば、4万5,000 円もの高額買取が期待できます。
マイセンの買取については、以下の記事も参考にしてください。
マイセンの買取でより高く売却する方法とは?カップや食器の買取相場について解説
2.リチャードジノリ
イタリアの陶器メーカー「リチャードジノリ」は、イタリアンフルーツシリーズが人気のブランドです。日本でも非常に高い人気を誇るシリーズであるため、買取価格も高額になる傾向があります。他にも「ベッキオホワイト」「アンティックローズ」「オリエントエクスプレス」など、多くのシリーズが買取の対象です。自宅で眠っている食器がある方は、ぜひ売却を検討してみてください。
イタリアンフルーツの他に、リチャードジノリのなかで高額買取が期待できるのは、次のシリーズの食器です。「ベッキオシェイプ」のベッキオローザは、流通数が少なく希少性の高い食器であるため、1客につき5,000円から買い取られています。
またアマデウスシリーズのブルーカラーは1客4,000円から。「サボイア家の森の果実」は、状態が良い食器であれば6枚セットで3万円以上の値段がつきます。
3.ウェッジウッド
ウェッジウッドは、1759年にイギリスで誕生した食器メーカーです。同ブランドの食器は、同じくイギリスのブランド「ロイヤルドルトン」と並ぶ、世界最大級のテーブルウェアブランドです。世界中の貴族に愛され続けたブランドの食器は、当然ながら買取価格も高額になる傾向があります。
同ブランドの代表的なシリーズといえば「ワイルドストロベリー」「ジャスパー」「フロレンティーンターコイズ」などです。シリーズが非常に豊富であることでも知られる同ブランド。とくに高額買取が期待できるシリーズは「コロンビアシリーズ」と「ユーランダーパウダーシリーズ」です。前者のティーカップ&ソーサーは、6客セットで6万〜7万2,000円で買い取られたことがあります。後者のなかでも「ルビー」は、コーヒーカップ&ソーサー6客セットで1万8,000〜2万4,000円といった実績があります。
ウェッジウッドの買取については、以下の記事も参考にしてください。
ウェッジウッドの買取されやすい食器10選と買取相場について
4.セーブル
フランスで誕生した陶磁器ブランド「セーブル」も、高額買取が期待できるブランドのひとつです。骨董品のなかでは「青色」が美しければ美しいほど、上質な製品とされています。同ブランドの青色は「キング・オブ・ブルー」とされるほど美しく、現在でも高い評価を得ています。
同ブランドのシンボルである「SEVRES」の文字は、年代によりデザインが多少異なります。そのためこのシンボルマークを見ることで、年代などを予測できます。
5.クリストフル
フランスの老舗銀器メーカー「クリストフル(Christofle)」は、実用性とデザイン性に優れている点が高く評価されています。同メーカーの食器は耐久性が高いことも特徴であり、たとえ毎日使用しても銀メッキが剥がれるなどの心配はありません。同ブランドの製品も他のブランドと同様に「Christofle」という刻印が押されています。
デザインが年代によって異なるのはもちろんのこと、製品によっては製造日などが書かれている場合もあります。
6.バカラ
フランスを代表するクリスタルガラスのブランド「バカラ(Baccarat)」もまた、高額買取が期待できる食器の一つです。洗練されたデザインから、普段使いはもちろんのことお祝いなどのプレゼントにも人気のブランドです。
バカラの食器は、次のような値段で買取された実績があります。たとえば「ベルーガシリーズ」のタンブラーグラスは4点で1万1,000円、グラスジャパンアソート(5客セット)は1万6,000円で買取できます。
またバカラは、食器だけでなくインテリアの置物も人気です。「クリスタル スヌーピー」は2万円で買取されることもあります。
バカラの買取については、以下の記事も参考にしてください。
バカラ買取で高く売るポイントとは?バカラグラスの種類と買取相場
7.ロイヤルコペンハーゲン
デンマークを大ひょうする老舗陶磁器ブランド「ロイヤルコペンハーゲン」は、創業260年もの歴史をもつブランドです。食器などのテーブルアイテムはもちろんのこと、フィギュリン(陶器人形)も販売しています。同ブランドには、以下のようなシリーズがあります。
- フローラダニカ
- ブルーフルーテッド
- ブルーコペンハーゲン
- ブルーフラワー
- ブルーパルメッテ
フローラダニカシリーズであれば「チューリン」が24万円、「ティーポット」は28万円、「アイスクリームドーム」は40万円もの高額で取引されています。
8.エルメス
フランスが世界に誇る、高級ブランド「エルメス(Hermes)」からも、多数の食器が製造・販売されています。同ブランドは1837年に、ティエリー・エルメスによって設立されました。周知のとおり当初は馬具工房として設立されたブランドであり、その高いデザイン性から瞬く間に人気を集めることになりました。
同ブランドから販売されるシリーズのうち、「アフリカ」のC&Sは6客で4万8,000円の買取実績があります。「ガダルキヴィール」のC&Sのポットでは、5万円前後もの高額買取が期待できます。
9.ティファニー
アメリカが誇る人気ブランド「ティファニー(Tiffany)」は、ジュエリーだけでなく多くの食器も販売されています。同ブランドの特徴は「ティファニーブルー」と呼ばれるカラーです。カンパニーカラーであるティファイニーブルーには、「真実」「高潔さ」といった意味が込められており、ジュエリーだけでなく食器にも用いられています。
同ブランドの買取価格としては「ダンシングT」のカップとソーサーセットは1万1,000円での買取実績があります。
洋食器の買取相場
ここまでの内容から、洋食器はブランドやシリーズによって、買取価格に大きな開きがあることがおわかりいただけたでしょう。各ブランドにおける買取価格なども、多数の実績の中のほんの一部です。
より詳しい買取価格を知りたい場合は、インターネットで「〇〇(ブランド・商品名) 買取相場」などと調べることで、おおよその買取価格を把握できます。
洋食器を高く買取してもらうためのポイント3つ
洋食器を高く買取してもらうためには、ただ有名なブランドの食器を査定に出すだけでなく、その保管方法や付属品の有無なども気をつけなければなりません。
本章では洋食器を高額買取してもらうためのポイントとして、「箱や保証書などの付属品を揃える」「綺麗な状態を維持する」「使っていない食器は早めに査定に出す」といった3つのポイントについて解説します。
1.箱や保証書などの付属品を揃える
多くのブランド品や美術品と同様に、食器であっても箱や保証書などの「付属品」がしっかりと揃っていることで、高額買取が実現します。新品の状態に近いほど高額で買い取ってもらえるため、これらの付属品は本体と一緒にきちんと保管しておきましょう。
もちろん本体だけでなく、これらの付属品も綺麗であるほど買取価格が上がる傾向にあります。保管状態には気をつけましょう。
2.綺麗な状態を維持する
箱や保証書だけでなく、本体ももちろん「綺麗な状態」である方が高額で買い取ってもらえます。使用済みの食器であっても、汚れがついているものと綺麗な状態の食器では、買取価格が大きく異なります。
ホコリや汚れがある場合はしっかりと洗って、できるだけ綺麗な状態で査定依頼をするといいでしょう。ただし汚れが落ちにくいからといって、タワシなどでゴシゴシ擦るのはやめてください。食器に傷がついてしまう可能性があります。
3.使っていない食器は汚れる前に買取に出す
食器本体を綺麗な状態で査定を依頼するのはもちろんのこと、汚れてしまう前に「できるだけ早く」査定に出してしまうことも方法の一つです。
また骨董品などの場合は、時代とともにプレミアがつくものもありますが、新作の場合は逆に、早いほど高額で取引されます。贈り物でもらったけれど「使わなそう」と感じたものは、思い切って買い取ってもらうといいでしょう。
洋食器の買取は永寿堂におまかせください
当社(永寿堂)では、岐阜・愛知・三重といった東海エリアを中心に、日本全国で買取や査定をおこなっています。ティーカップセットやプレートなど、洋食器はコレクターにも高い人気を得ています。有名ブランドの食器であれば、比較的年代が新しいものでも査定ができます。
当社では一つひとつの食器を丁寧かつ正確に査定しているため「売ってもあまり高額にならないのでは?」と諦めずにご連絡ください。また店頭で査定をおこなうのはもちろんのこと、出張買取や宅配買取にも対応しています。希少性が高いシリーズや人気ブランドの食器を処分する際は、以下からお気軽にお問合せください。
【永寿堂のお問い合わせ】
・TEL:0120-060-510
・メールフォーム:https://www.eijyudou.com/contact/
・LINE ID:@721crjcp
まとめ
洋食器の買取について解説しました。洋食器といってもブランドや作られた年代、シリーズなどによって買取価格は大きく異なります。本記事でご紹介したブランドや買取価格は、全体のなかのほんの一部に過ぎません。紹介した食器の他にも、高額買取が期待できるブランドやシリーズは多くあります。使わずに眠っている食器がある方は、ぜひ気軽に査定依頼をしてみてください。
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