当店では万年筆の買取りも行っております。万年筆は、数十万円で取引されることもある筆記具でモンブランやパーカーなど買取りされやすいブランドも存在しており高価買取対象となります。万年筆を中古買取りで高く売るコツなどについても解説、おすすめの売却方法や査定相場などもご紹介しておりますので買取りに出す際の参考にしてください。
【目次】
万年筆の中古買取りについて
万年筆の歴史と価値
有名ブランドの万年筆ほど高く売れやすい
万年筆のペン先だけでも売れる
壊れた万年筆でも買取りしてもらえる
万年筆の買取り相場(一例)
数千円~10万円
1~30万円
100万円以上
万年筆を高く売るコツとは
1.複数本持っている場合にはまとめて査定に出す
査定に出す際に数本のみで様子を見ない方が良い理由
2.箱や付属品と一緒に売る
3.インクを抜いて掃除をした(新品に近い状態)で売る
買取業者の選び方
買取り実績があるかどうか
買取り方法がご自身の売却方法と合っているか
査定をしてもらえるか
実店舗があるかどうか
万年筆の買取の流れ
店頭買取
出張買取
宅配買取
買取りされやすい万年筆ブランド6選
1.キングプロフィット
2.PILOT(パイロット)
3.プラチナ万年筆
4.MONTBLANC(モンブラン)
5.PARKER(パーカー)
6.Pelikan(ペリカン)
万年筆の買取り実績(一例)
買取り強化中の万年筆
万年筆買取りでよくある質問
万年筆の買取りは永寿堂におまかせ下さい
まとめ
万年筆の中古買取りについて
万年筆は、使い込むほどに自分の筆跡になじみ、インクの色や濃淡を楽しめる筆記具です。コレクターも多く、有名ブランドの品は高価買取が期待できます。
出張買取先で処分してしなうような不要な万年筆などは無いですか?とお聞きすると2~3本は出てくる事が多くあり数千円の買取りとなる事が多く、時には1万円以上の買取りとなる事もございます。
また、万年筆はさまざまな部品で構成されており、場合によってはペン先だけの買取りも可能です。まずは、万年筆の歴史や価値、有名ブランドなどについてみていきましょう。
万年筆の歴史と価値
万年筆の歴史は古く、紀元前2400年頃にはエジプトでルーツが誕生したといわれています。当時の素材は葦(よし)で、先端を割ってインクを長持ちさせる工夫が施されていました。
やがて、金属製や骨製、木製と時代によってさまざまなペンが開発されます。なかでも羽根ペンの歴史は長く、700年頃から18世紀まで1000年以上も使われてきました。
1750年頃になると、羽根ペンに変わる耐久性に優れたペン先の開発が進められます。1808年には、製紙機械発明で有名なドンキンが金属ペンとして初めて特許を取得。1809年には、イギリスのフレデリック・B・フォルシュが、インキを貯められる現在の万年筆の礎となるペンを考案しました。
後に、PELIKAN(ペリカン)やPARKER(パーカー)、MONTBLANC(モンブラン)など、さまざまな企業から優れた万年筆が誕生します。これらの企業の万年筆は現行品でも価値が高く、年代の古い品であれば骨董品としての評価も期待できるでしょう。
有名ブランドの万年筆ほど高く売れやすい
買取り市場では、以下のような有名ブランドの万年筆ほど高く売れやすい傾向にあります。
- PILOT(パイロット)
- SAILOR(セーラー)
- PLATINUM(プラチナ)
- MONTBLANC(モンブラン)
- PARKER(パーカー)
- Pelikan(ペリカン)
特に、ドイツのMONTBLANC(モンブラン)の万年筆は、万年筆愛好家からも人気の高い品です。市場でのニーズがあるため、買取り時にも高額査定が期待できます。
万年筆のペン先だけでも売れる
万年筆は、インクカートリッジを入れる胴体や蓋、ペン先などの部品で構成されています。万年筆を書く上で重要な部品、ペン先は金製が主流です。そのため、ペン先だけでも貴金属として売却できます。
14金や18金、21金などの金の種類は、ペン先の刻印で確認可能です。本体が壊れていたり、傷が付いたりしているときも、買取りを諦めずにペン先をチェックしてみてください。
壊れた万年筆でも買取りしてもらえる
ブランド品の万年筆の場合、壊れていても買い取ってもらえる可能性があります。激しい損傷がなければ、修理でまた使えるようになるからです。
また、高級ブランドの万年筆は中古品でも高い需要が見込まれます。壊れているからといってペン先を安価なものに変更すると、かえって価値が下がる可能性があるため気を付けてください。
万年筆のブランドや価値がわかりかねるときは、専門知識を持つ買取業者へ相談してみるのがおすすめです。
万年筆のおすすめ処分方法とは?捨て方や手順・未使用買取について
万年筆の買取り相場(一例)
万年筆の買取り価格は、ブランドや材質、製造時期によって大きく異なります。また、同じ品でも状態の良いもののほうが買取査定額は高くなります。
あくまでも一例ですが、万年筆の買取り相場をご紹介致します。
数千円~10万円
実用性を追求した一般的な万年筆やブランド品の万年筆
1~30万円
高級ブランドMONTBLANCの万年筆
100万円以上
彫刻が細かいものや宝石があしらわれた希少な万年筆
万年筆を高く売るコツとは
万年筆を高く売るコツは、以下の3点です。
- 複数本持っている場合にはまとめて査定に出す
- 箱や付属品と一緒に売る
- インクを抜いて掃除をした(新品に近い状態)で売る
これらに注意すれば、万年筆をより高い額で買取りに出せます。これから査定に出すというときも、ぜひ事前にチェックしておいてください。大切な万年筆も、より納得いく価格で手放すことができます。
1.複数本持っている場合にはまとめて査定に出す
万年筆を複数本持っている場合は、まとめて査定に出しましょう。1本だけ出すよりセット価格としての上乗せ分が期待できます。
また、価格は業者ごとに異なるため、何件か査定を依頼し較検討するのがおすすめです。この場合も、様子見と思って1本だけ出すよりも、まとめて出した方がお得な可能性があります。不明な場合はセット価格がないか、業者に直接確認してみると良いでしょう。
査定に出す際に数本のみで様子を見ない方が良い理由
査定に出す際に数本のみを査定に出し、その査定のみで他の万年筆の売却も、そのお店を決めてしまうと他の大量に持っている万年筆を安く買われてしまうケースがございます。大量のコレクションですと全部は難しいかもしれませんが、できるだけ多くの万年筆の査定を同時に依頼しましょう。
2.箱や付属品と一緒に売る
販売時の万年筆には、箱や説明書、保証書などの付属品が付いています。これらの品が揃っている場合は、一緒に売るようにしましょう。
コレクターにとっては、万年筆が入れられていた箱も価値があるものです。有名ブランドの古い品ほど、付属品も需要が高くなります。保証書は万年筆の価値を証明してくれるため、こちらも揃えて出すのがおすすめです。
3.インクを抜いて掃除をした(新品に近い状態)で売る
万年筆は、なるべく新品に近い状態で買取りに出しましょう。中古品でも、美しい状態であるほど新品に近い額で売ることができます。
特に、万年筆は日ごろのメンテナンスが重要な筆記具です。しばらく使わないときは、インクを抜いておく必要があります。
長年放置していた場合は、首軸を一晩水に浸けておくのがおすすめです。さらに、胴体や蓋などの手あかをふき取れば美しく仕上がります。
買取業者の選び方
万年筆の買取り業者の選び方としては以下のポイントをご参考にご自身にあった買取業者をお選び下さい。
買取り実績があるかどうか
買取り実績のない業者様ですと買取相場や売る経路が無い場合がございます。また、そもそも万年筆の取り扱いを行っていない可能性もございます。
買取り方法がご自身の売却方法と合っているか
持ち込みで売却される場合はお近くに店舗があるかどうか、宅配での売却であれば宅配買取を行っているかどうか、出張買取をご希望であれば出張買取対応地域であるかどうかの確認が必要になります。
査定をしてもらえるか
LINEやメール、店頭などで、とりあえず査定のみをお願いできるかどうかの確認が必要です。現在はあまり無いと思われますが査定にも料金が発生する可能性がございます。
実店舗があるかどうか
こちらはあまり重要でない可能性もございますが、実店舗があるかどうかも信頼性に繋がる要素のひとつです。
万年筆の買取方法と買取りの流れ
店頭買取
ご来店日時をご予約して頂き、その日時に店頭に持ち込みして下さい。店頭にて査定させて頂きます、査定額にご納得頂ければ、その場で買取させて頂き現金にてお支払いさせて頂きます。
出張買取
お電話にて万年筆についてお問い合わせ下さい。出張可能であれば出張の日時や場所をご予約して頂きご自宅まで出張させて頂きます。現地にて査定させて頂き査定額にご納得頂ければ、その場で買取させて頂き現金にてお支払いさせて頂きます。
宅配買取
まずは電話にてご相談下さい。ご相談のうえ店舗まで万年筆をダンボールなどに入れて着払いにてお送り下さい。査定後に査定結果をご連絡いたしますので、ご了承頂ければ指定の口座に入金させて頂きます。そのさいに身分証明書のコピーか画像、振込先をお知らせ下さい。
買取りされやすい万年筆ブランド6選
ここからは、買取りされやすい万年筆ブランドをチェックしていきましょう。以下3点は、日本の万年筆ブランドです。安定した品質で、素材の良いものは特に高値で取引されます。
- キングプロフィット
- PILOT(パイロット)
- プラチナ万年筆
また、以下3者は海外の万年筆ブランドです。
- MONTBLANC(モンブラン)
- PARKER(パーカー)
- Pelikan(ペリカン)
なかでもMONTBLANCは需要が高く、数十万円で取引されることもあります。手元に万年筆がある場合はぜひチェックしてみてください。
1.キングプロフィット
「キングプロフィット」は、セーラー万年筆が手がけるブランドです。プロフィットの最高級シリーズで、なかには50万円台の商品もあります。
素材へのこだわりも深く、高品位仕様の「ブライヤー」には木の宝石とも呼ばれる樹木を使用。カラーは3種類あり、明るい色調と光沢、木目の美しさが人気です。
繊細な蒔絵が美しい50万円台の万年筆も含め、買取り時にも高額取引が期待できます。
2.PILOT(パイロット)
「PILOT(パイロット)」は、日本の老舗筆記具メーカーです。万年筆をはじめ、ボールペンにサインペンなど多くの製品を手がけています。
万年筆は、機能性に優れたものからデザイン性の高いものまでバリエーションが豊富です。なかには、漆で仕上げ蒔絵を施した美しい万年筆もあります。
ビロード張りのケースや瓶インキが付いた蒔絵万年筆は、買取り時も高値で取引されやすい品です。手元にある場合は、ぜひ付属品も揃えて査定に出してみてください。
3.プラチナ万年筆
「プラチナ万年筆」は、万年筆を中心とした総合筆記具メーカーです。創業は1919年と、100年以上にわたる実績と技術力に定評があります。
多彩なシリーズのなかでも、特に人気が高いのが「出雲」ブランドの万年筆です。そのなかのひとつ「溜塗り」は、下地に色漆を施し溜塗りで仕上げています。時間と共に浮かび上がる色の変化が特徴です。
同じく「出雲」ブランドの「最高級加賀蒔絵」は、蒔絵作家が日本の伝統美を表現した芸術品ともいえる1本。販売価格は60万円と、買取り時も高い額が見込まれる万年筆です。
4.MONTBLANC(モンブラン)
「MONTBLANC(モンブラン)」は、高級筆記具の最高峰として知られるブランドです。なかでも万年筆の人気と知名度は高く、買取市場でも高値で取引されています。
MONTBLANCの代表傑作ともいえるのが、販売価格10万円台の「マイスターシュテュック」シリーズです。そのほか、「ボエム」や「スターウォーカー」など、洗練されたモデルが揃います。
かつて、MONTBLANCの万年筆はケネディ大統領やエリザベス女王などにも愛用されてきました。そのためコレクション性が非常に高く、愛好家も多いブランドです。
5.PARKER(パーカー)
「PARKER(パーカー)」は、英国王室御用達の万年筆ブランドです。1962年にはエリザベス女王から称号を授かっています。フォルムは芸術品のように美しく、優れた耐久性が大きな特徴です。
PARKERのフラッグシップともいえるのが、ペン先に18金を使用した「デュオフォールド」です。書き味も良く、販売価格は5〜10万円台とブランドのなかでも高価格帯のシリーズになります。
機能性の良さと手ごろな価格帯から需要が高く、買取りされやすい万年筆ブランドのひとつです。
6.Pelikan(ペリカン)
「Pelikan(ペリカン)」は、インク工場を起源とする万年筆ブランドです。大きな特徴は、抜群のインクフローによるなめらかな書き心地。ペン先も豊富に揃い、持ち手の個性にあった1本を選択できます。
代表作「スーベレーン」は、万年筆の王道ともいわれるシリーズ。ドイツ語で「優れもの」を指す名のとおり、高クオリティな書き心地を実感できます。
また、コレクターに人気のシリーズが「トレド」です。宝石のように美しく、表面には24金の上張りが施されています。買取り時には貴金属としての価値も見込まれるでしょう。
万年筆の買取り実績(一例)
PILOT パイロット 万年筆 カスタム74 14K 買取金額 2,000円
実用的な万年筆でペン先にも14金が使用されており需要がありますので2,000円の査定となりました。
MONTBLANC モンブラン 万年筆 マイスターシュテュック No146 買取金額 17,000円
モンブランは万年筆の中でもランクが高く高価買取が可能です。少しケースと本体に傷があり17,000円の査定となりました。
Pelikan ペリカン 万年筆 スーベレーン 18C 買取金額 15,000円
希少性も比較的高く、綺麗なカラーリングのデザインも人気の1本で高価買取となりました。
PARKER パーカー 万年筆 585M 14K 買取金額 4,000円
パーカーの万年筆は比較的人気がありケースや付属品も付いておりましたので4,000円の査定となりました。
SAILOR セーラー 万年筆 ペン先14K 買取金額 2,000円
万年筆に希少性があるわけではありませんが、ペン先が14金を使用しており1点で買取できる万年筆となります。
買取り強化中の万年筆
ペリカン万年筆 螺鈿遊旭遊月 月光/ペリカン万年筆 螺鈿遊旭遊月 旭光/ モンブラン万年筆 Ateliers Prives/パイロット万年筆 蒔絵シリーズ/パイロット万年筆 Namiki 國光会/モンブラン万年筆 マイセン/モンブラン万年筆 ヘリテイジコレクション/Krone 万年筆 アインシュタイン/ダンヒル万年筆 ナミキ/モンブラン万年筆 マイスターシュテュック/モンブラン万年筆 パトロンシリーズ/セーラー万年筆 アントニオガウディ生誕150周年記念/堆朱万年筆/モンブラン万年筆 作家シリーズなどの万年筆を強化買取りしております。
万年筆買取りでよくある質問
O、高価な万年筆か分かりませんが買取りして頂けますか?
A、はい、価値の分からない万年筆でも買取り査定させて頂きます。
O、箱など付属品がありませんが買取り対象となりますか?
A、はい、箱など付属品がなくても買取り可能となります。
O、大量の万年筆コレクションがあり持ち込みできません、出張買取して頂けますか?
A、もちろん、出張買取にお伺いさせて頂きます。
O、使用感があり汚れていますが買取り可能ですか?
A、はい、汚れや傷がある中古品でも買取り可能となります。
O、しっかりとした査定をして頂けるのですか?
A、はい、過去に1本数十万円の万年筆も買取りしております。相場にてしっかり買取りさせて頂きます。
万年筆の買取りは永寿堂におまかせ下さい
万年筆を売るなら「永寿堂」へお持ちください。永寿堂では、万年筆を一つひとつ丁寧に査定します。多種多様な骨董品の買取実績があり、豊富な知識を有しているため適正価格での買取りが可能です。骨董品の販売ルートを多数用意し使い分け、業界トップクラスの買取価格を提示します。
売却方法も店舗買取や出張買取、宅配買取など、お客さまの都合にあった方法が選択できます。気になった方は、以下の問い合わせからお気軽にご相談ください。
【永寿堂のお問い合わせ】
・TEL:0120-060-510
・メールフォーム:https://www.eijyudou.com/contact/
・LINE ID:@721crjcp
まとめ
古い歴史を持つ万年筆は、コレクターも存在する筆記具です。ブランドや製造された年数によっては高額査定が期待できます。
買取りの際はきれいに掃除をし、付属品などを揃えて出すのがおすすめです。より納得いく価格で大切な万年筆を手放せます。手元に万年筆がある方は、今回の情報を参考に前向きに買取りを検討してみてはいかがでしょうか。
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