高く売れる遺品とは?遺品整理で買い取りしてもらうときのコツを紹介

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高く売れる遺品とは?遺品整理で買い取りしてもらうときのコツを紹介
高く売れる遺品を査定しているイメージ

遺品は売却できます。法令で禁止されているわけではないため、売却したとしても罪には問われません。この記事では、売却できる遺品や高く売るコツ、売却する際の注意点を紹介します。おすすめの買取店も紹介するので、どこに売るべきかで迷う方は参考にしてください。

【目次】
遺品を売却してもいい?
遺品売却の依頼先
 遺品整理業者
 リサイクルショップ
 買取業者・専門店
売れなかった遺品を処分する方法
 家庭ごみと一緒にごみとして出す
 不用品回収業者に依頼する
 寄付団体などに寄付する
 神社やお寺で供養してもらう
遺品買取で高く売れるものの例
 家具・家電
 パソコン・スマホ
 時計
 カメラ
 書籍・CD・ビデオ
 古銭・古紙幣
 将棋盤
 貴金属
 着物
 切手
 仏具
 ゴルフ用品
 洋酒・日本酒
値段が付きにくい・高く売れにくい遺品の例
 大型家具
 家電製品
 着物などの衣類
遺品の売却先を選ぶポイント
 買取実績を確認しておく
 遺品整理に詳しい人がいるか確認しておく
 各種手数料が無料であるか確認しておく
遺品を高く売るコツ
 遺品をきれいな状態にしておく
 売れやすい時期を考慮する
 買取専門店やリサイクルショップを利用する
 ネットオークションやフリマアプリを利用する
遺品を売る際の3つの注意点
 1.故人の意思を尊重する
 2.親族と話し合ってから売却する
 3.悪徳業者に注意する
遺品を売るなら永寿堂にお任せ下さい
まとめ

 

遺品を売却してもいい?

遺品を売るか悩む画像遺品は、売却しても問題ありません。昔からの感覚で、中には遺品をしっかりと保管しておくべきと考えている方もいますが、とくにルールは決められていないのです。家電や家具など保管しておくことが難しいほどの大きなものもあるため、売却を一番に検討してもいいでしょう。
もしかすると、遺品を売却してしまうことに罪悪感を覚える方もいるかもしれません。しかし、ホコリを被ったまま家に放置されるよりも、ほかの方に有意義に使ってもらったほうが、故人が喜んでくれるといった考え方も浸透してきています。断捨離という言葉も流行っているため、手放すこと=罪にはならない時代になりました。
そのため、遺品の処分を考えているのであれば、売却することも考えてみましょう。

 

遺品売却の依頼先

整理された遺品遺品を売却するための依頼先はいくつかあり、その中から次の3つを紹介します。

・遺品整理業者

・リサイクルショップ

・買取業者・専門店

遺品の中で売れそうなものが見つかったら、これらの業者への売却を検討してみましょう。業者ごとに特徴があるため、遺品の売却先で迷っている人はそれぞれの違いについて知っておいてください。

 

遺品整理業者

遺品整理業者は、故人が暮らしていた部屋の片づけを親族に代わって行う専門業者です。基本のサービス内容は遺品の分別や貴重品捜索、不用品回収などですが、遺品の買取を行っているケースもあります。
遺品整理の際にまだ使えそうな品物が出てきたらその場で査定してもらえるため、たくさんの遺品をリサイクルショップなどに持ち込むよりも手間が省けるでしょう。買取価格は、遺品処分費用との相殺になるのが一般的です。
業者によって買取可能な品目は異なり、状態が良くないものは対応してもらえない場合があります。遺品整理業者に依頼するなら、買取ルールについて事前に調べておきましょう。

 

リサイクルショップ

リサイクルショップは持ち込まれた品物を査定して買い取り、クリーニングや修理を施して店頭で販売する店舗です。買取のジャンルは幅広く、家電や家具、骨董品、ブランド品、衣料品、本、スポーツ用品などさまざまな品目に対応しています。
売却する遺品の数や種類が多い場合は、リサイクルショップでまとめて査定してもらうのもひとつの方法です。ただし、買取業者に比べて査定価格が低くなりがちな点には注意しましょう。
高値が付くはずの品物でも正確に査定されず、本来の価値に比べて安く買い取られる可能性があります。また、品物の状態が悪いと店舗で再販できないため、買取を断られる場合があるでしょう。

 

買取業者・専門店

買取業者や専門店とは、顧客が持ち込んだ品物を査定し、その価値に見合った金額で買い取る店舗です。買取業者には以下のような2つのタイプがあります。

・さまざまな品物を総合的に扱う店舗

・特定ジャンルの品物を専門とする店舗

とくに骨董品や美術品、貴金属などの査定には専門知識が求められるため、そのジャンルを専門としている業者に依頼するのがおすすめです。買取実績が豊富な業者は昨今の相場に詳しく、適正な買取価格を提示してもらえる可能性が高いでしょう。
近くに店舗がない場合でも、宅配買取や出張買取に対応している業者を選べば、自分で品物を店まで運ばずに査定を受けられます。

 

売れなかった遺品を処分する方法

遺品整理で整理をしたい品々遺品を売ろうとしても値段が付かなかった場合は、処分を検討しましょう。売れなかった遺品を処分する方法の例は以下のとおりです。

・家庭ごみと一緒にごみとして出す

・不用品回収業者に依頼する

・寄付団体などに寄付する

・神社やお寺で供養してもらう

リサイクルショップなどで買取不可になってしまった遺品は、ここで解説する方法を参考にして処分しましょう。

 

家庭ごみと一緒にごみとして出す

遺品のサイズが小さければ、自治体が回収している一般の可燃ごみや不燃ごみと一緒に捨てられます。サイズが大きい場合は粗大ごみに該当する可能性があるため、自治体のルールを確認しましょう。粗大ごみの定義は「おおむね長さが50cmを超えるもの」や「おおむね長さ60cm以上200cm未満」など、自治体によって異なります。
粗大ごみの処分費については、有料としている自治体や、無料で個別収集を行っている自治体など対応はさまざまです。事前の申し込みやチケットの購入が必要な場合があるため、居住地域の自治体が運営するWebサイトなどで調べておきましょう。

参照:大和市

参照:福島市

 

不用品回収業者に依頼する

遺品の処分は不用品回収業者に依頼できます。不用品回収業者は、要らなくなった家具・家電・生活用品・事務用品などを処分品として回収する業者です。
自治体に遺品をごみとして出すときは、分別をしなければなりません。しかし、不用品回収業者に依頼した場合は事前にごみを分別する必要がなく、まとめて引き取ってもらえます。
処分したい遺品の数が多い場合や、サイズが大きくて自力での搬出が難しい場合は、不用品回収業者に頼むのもひとつの選択肢でしょう。不用品回収業者に処分を依頼する際は、回収費用や手数料がかかります。

 

寄付団体などに寄付する

遺品を処分するのは気が引けるという方には、寄付団体などへの寄付がおすすめです。寄付の取り組みを行っているNPO団体や民間団体は多数あり、寄付団体に譲渡した品物は、物資を必要としている人々へ送られます。
受け取り品目は寄付団体が独自に決めていて、何でも引き取ってもらえるわけではありません。寄付の方法はそれぞれの団体で指定されていますが、ダンボールに入れた寄付品を宅配便などで送るケースが多く、その場合の送料は基本的に自己負担です。

参照:NPO法人不用品の物品寄付で明るい社会を築く会

 

神社やお寺で供養してもらう

遺品を捨てる以外の選択肢として、神社やお寺で供養してもらう方法もあります。お焚き上げとも呼ばれ、遺品を焼いて浄化するという供養方法です。
遺品を直接持ち込むほかに、宅配便などで送った遺品の供養を受け付けている神社やお寺もあります。一般的に、遺品の供養にはお布施が必要です。
お焚き上げに出される遺品の例としては、故人の思い出が込められた写真や日記、手紙、人形などが挙げられます。ガラス製品などの燃えないものや、プラスチック製品などで燃やすと有害物質が発生するものは、お焚き上げの対象外となっている場合があるため気をつけてください。

 

遺品買取で高く売れるものの例

遺品で高く売れる遺品遺品買取で高く売れる代表的なものは、以下のとおりです。

・家具・家電
・パソコン
・スマホ
・時計
・カメラ
・書籍・CD・ビデオ
・古銭・古紙幣
・将棋盤
・貴金属
・着物
・切手
・仏具
・ゴルフ用品
・洋酒・日本酒

売れるものを知っておくと、遺品を整理するときも売却するものと処分するものをスムーズに分けられます。故人が残していったもので、何が売却できるのかが気になる方は、以下を参考にしてみてください。

 

家具・家電

家具や家電は、買取対象になるものです。普通に処分すると、リサイクル料金や処分手数料がかかるため売却しましょう。ただし、何でも買い取ってもらえるわけではないため注意してください。
たとえば家具の場合ニトリやIKEAで買ったようなファスト家具、家電の場合は年季の入ったものや機能があまりないものは、買い取ってもらえない可能性があります。有名ブランドの家具や家電であれば買い取ってもらえるため、売却を検討しましょう。
とくに高く買い取ってもらえる家具のメーカーは、和箪笥やカッシーナです。家電はパナソニックやSHARP、ダイソンなどが高く買い取ってもらえます。とはいえ、元々安い値段で購入したものは、買取金額が低めです。
高く売れるかどうかが判断ができない場合には、一度買取専門店に持っていってみましょう。

 

パソコン・スマホ

パソコンとスマートフォンも買取対象となっており、中古市場でも需要が高いです。とくにパソコンは、以下のいずれかの条件を満たしていれば高く買い取ってもらえます。

・ブランド力のあるMac
・年式が新しいパソコン
・ハイスペックなパソコン

Macはブランド力があり、ファンも多いため高値で買い取ってもらえる可能性が高いです。さらに年式の新しいパソコンは、ハイスペックで長く使える特徴があります。中古市場でも価値が高いとされているのです。
ゲームや動画編集ができるハイスペックなパソコンも高値で買い取ってもらえます。壊れたパソコンも買取可能です。そのため、遺品整理でパソコンが出てきたときは、一度買取専門店に持っていきましょう。
またスマートフォンは、新しいシリーズほど高く売れる傾向があります。売却するときは、必ずデータを削除してから買取専門店に持っていきましょう。後から必要な情報が出てきてもいいように、バックアップは取っておいてください。

 

時計

時計は、買取金額が100万円を超えることもあるアイテムです。とくにロレックスやオメガなどの高級時計は、高く買い取ってもらえます。ロレックスであればデイトナやサブマリーナ、オメガであればスピードマスターやシーマスターなどが高額買取を期待できるでしょう。
時計を売却するときには、付属品を揃えておくことが大切です。付属品が付いているか否かで、査定額が大きく変化します。修理したときに付いてきた修理明細書も含めて一緒に大切に保管して、売却時に持っていきましょう。

 

カメラ

カメラは、流行っているもので高額買取が期待できるものもあります。とくに人気が高いのは、一眼レフカメラです。一眼レフカメラは定価が高いため、買取金額もその分高くなります。
初心者用からプロ仕様のカメラまでありますが、プロ仕様のものだと50万円前後の買取価格になるでしょう。性能によって買取価格が大きく変わるのが特徴です。とくにCanon(キヤノン)やNikon(ニコン)などのブランドは、高く買い取ってもらえます。
ストラップなどは揃えて売却するのがおすすめです。カメラを売却するときは、個人情報を削除しましょう。カメラ本体の削除機能では完全に削除できない場合があるため、初期化した後に、容量いっぱいになるまで個人情報とは関係のない写真を撮影して、再度初期化してください。

カメラの売却についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

古いカメラの買取価格と相場!昔のカメラの種類と買取りに出すときの注意点

 

書籍・CD・ビデオ

書籍やCD、ビデオなども買い取ってもらうことは可能です。ただし、腕時計やカメラほどの高額買取は期待できないでしょう。売却するお店によって、壊れていたり、音や映像が再生できない状態であったりするものは買取不可となることもあります。
要らない本やCD、ビデオがある場合にはできるだけまとめて売却してください。まとめて売ることで、時間や労力の節約になります。

 

古銭・古紙幣

故人が熱心にコレクションしていた古銭や古紙幣も売却が可能です。額面以上の価値が出ることがあるので、ゴミとして処分しないように注意してください。とくに高値で取引されているのは、記念貨幣や外国古銭などです。
古銭や古紙幣は、珍しいものほど高く売れる可能性が高いため、見たことのないものでも一度専門店に持っていってみましょう。ゴミだと思っていたものが、意外にも価値があるものだったというパターンはよくある話です。
古銭や古紙幣のようなコレクターが集めるものは、とくに見た目を重要視されます。そのため、状態がいいものほど高く買い取ってもらえるでしょう。珍しいものでも状態が悪い場合は、買取を拒否されることもあります。

古銭の売却について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
古銭を売りたい方必見!価値が決まるポイントや売る方法を紹介

 

将棋盤

将棋盤や囲碁盤など、趣味で使っていたものも買取対象です。将棋盤などはもともと高価なものも多いため、高く買い取ってもらえる可能性が高いといわれています。購入価格が安いものは、査定額が低くなる傾向にあるため注意しましょう。
将棋盤などは、使われている木の材質や状態が良ければ数万円の査定額が付くことがあります。また付属されている駒も、作家や素材、木目が査定額に響くため、できるだけまとめて売却することが大切です。有名な王位戦で実際に使われた将棋盤も高く買い取られます。
遺品整理でしっかりとした将棋盤が見つかった場合は、まずは買取専門店に持っていってみましょう。

 

貴金属

貴金属はアイテムではなく、とくに金はその価値で買取価格が決定します。そのため、金1gあたりの相場で取引されるのが特徴です。壊れてしまった時計であっても、金が使われていれば高値で買い取ってもらえる可能性があります。
買取対象になりえる貴金属アイテムは、指輪やネックレス、ブローチ、金歯です。金歯は不衛生なので、買取してくれないと考える方もいます。しかし、価値のある金を抽出できるため、相場と同じくらいの値段で買い取ってもらえるでしょう。
金が使われているアイテムは、素材で買い取ってもらえる可能性が十分にあるのです。捨てずに売却することを考えてみましょう。

 

着物

故人が持っていた着物も、買取対象です。着物は安く買い取られるイメージがありますが、すべてのアイテムに当てはまるわけではありません。有名なメーカーが作ったものは、高価買取が期待できるでしょう。
たとえば、西陣織や大島紬、友禅染などは高く買い取ってもらえます。数万円程度にはなるでしょう。これらの高価買取が期待できる着物を売る場合は、まとめて値段を付ける業者を避けるようにしてください。
まとめて値段を付ける業者に売ると、安く買い取られる可能性があります。1枚1枚に値段を付けて買い取ってくれるお店に依頼してください。業者によっては草履や扇子、かんざし、バッグなども一緒に買い取ってくれます。
扇子などの小物を一緒に買い取ってほしい方は、会社の公式ホームページを確認してみてください。着物は保管するのにも手間がかかります。着る予定のない着物は、できるだけ早く売却しましょう。

 

切手

切手は売れないと思われがちですが、コレクター向けのものは高く売れます。需要があるため、中古市場でも人気が高いのです。とくに高く売れるものには、記念切手や中国切手、航空切手などが挙げられます。
ただし、中国切手は人気が高いあまりに、偽物も多く出回っているため注意しましょう。正しい査定をしてもらうためにも、買取店に持っていって査定してもらってください。
切手は、1枚ずつ切り分けてあるよりも、シートになっていたほうが高く買い取ってもらえる可能性が高いです。使用済み消印が付いていたり、破れていたりするものも売却ができるため、貴重な切手が出てきた際には一度査定に出してみましょう。初日印が付いているものも高額買取が期待できます。
切手は価値がないと思って、すべて使い切ってしまうと損をしてしまうこともあります。売れなければ自分で使うと考えるようにして、一度査定してもらうのがおすすめです。

 

仏具

仏具も買取の対象になるアイテムです。仏具の価値としては、次の2つがあります。

・素材としての価値がある
・仏教美術としての価値がある

仏具には、金や銅でできているものがあります。たとえば線香立てや蝋燭立、お鈴、水入れなどです。これらは素材に価値があるため、1gあたりの取引相場で買い取ってもらえる可能性があります。
状態が良ければ、ものとしての価値もプラスされるため、査定額がアップするでしょう。また、素材としての価値がなかったとしても、仏教美術としての価値があれば高く買い取ってもらえる可能性があります。ただし高価な仏具の中には偽物もあるため、しっかりとした専門家に査定してもらうことが大切です。

仏具の買取について詳しく知りたい方は、以下を参考にしてみてください。
仏具の3つの買取方法と相場、売るときの注意点まで徹底解説

さらに骨董品の売却を考えている方は、以下もご覧ください。
骨董品を高く売りたい!売る方法や5つのコツについて詳しく解説

 

ゴルフ用品

故人が趣味で使っていたゴルフ用品も、買取の対象です。ゴルフ用品はどれも購入価格がある程度高いため、売却するときにも十分な査定額が付きます。しかし、値落ちが激しい商品ではあるので注意が必要です。
ゴルフ用品の中では、タイトリストやテーラーメイド、ピン、ダンロップ、ブリヂストンスポーツなどのブランドが高く買い取ってもらえる可能性があります。さらに木製のヘッドクラブは骨董品としての価値もあり、査定額がアップする可能性があるでしょう。買取業者の中には、付属している保証書を元に査定額を決めているところもあります。
付属品はしっかり揃えた上で、査定に出すようにしましょう。ゴルフクラブは購入時に近い状態のほうが高く売れる可能性があります。そのため、シールなどを付けている場合は剥がしてから持っていくと、査定額がマイナスになる可能性を減らすことが可能です。

 

洋酒・日本酒

洋酒や日本酒は飲み物ですが、売却できるアイテムです。お酒であれば何でも買取してもらえるわけではなく、年代物や高級な洋酒、日本酒のみが取引されます。高級なお酒はコレクターも多いため、市場でも人気が高いのです。
高く売れる洋酒には、ルイ13世やヘネシーXOなどが挙げられます。高く売れる日本酒は、響です。ルイ13世で状態のいいものであれば、30万円程度で買い取ってもらえるでしょう。ヘネシーXOは、2万円程度での買取です。日本酒の相場は、およそ1万円前後といわれています。
さらにワインも買取対象になることがあります。ワインも比較的高く売れるため、投資対象になるほどです。故人がワインを集めていた場合は、希少なものが残っている可能性があるため、飲んでしまわずに買取専門店へ持っていきましょう。
お酒は、状態によって買取金額が安くなることもあります。買取してもらえたらいいという気持ちで、あまり期待しすぎないことが大切です。

 

値段が付きにくい・高く売れにくい遺品の例

売れにくい遺品売却しようとしても値段が付きにくい、または高く売れにくい遺品の例としては、以下のような品物が代表的です。

・大型家具

・家電製品

・着物などの衣類

これらの品物は、遺品として見つかったとしても売却時に高い値段が付きにくいといわれています。家具や家電、着物が売れにくい理由について、それぞれ詳しく確認してみましょう。

 

大型家具

大型家具は、高値が付きにくい品物のひとつです。一般的な大型家具は元値が安価なため、売却時の査定額も低くなる傾向にあります。
それに対して、大型家具で高値が付きやすいのは次のような条件に該当するものです。

・状態の良いヴィンテージ家具

・傷みが少ないデザイナーズ家具

・美術的価値の高い和箪笥

・希少価値のある民芸箪笥

遺品整理で大型家具の処分に困るケースはよくありますが、上記のような価値の高いものでない限り高価買取は期待できないでしょう。

 

家電製品

遺品整理で見つかる家電は古くなっていることが多く、そもそも買取してもらえない可能性があります。家電はリニューアルのサイクルが早く、より性能の優れた製品が登場して、製造から年数が経つごとに価値が下がっていくためです。製造後3〜5年くらいなら売れるケースもありますが、有名家電メーカー以外の製品は高値が付きにくいでしょう。
また、家電製品の部品にはメーカーが定める保有期間があり、その年数を超えると修理に必要な部品を入手できなくなるのが一般的です。部品保有期間を経過した家電は、買い取ってもらえない可能性が高いでしょう。

 

着物などの衣類

遺品整理をしたときに昔の着物が出てくるケースは多いですが、着物は買取価格が高くなりにくいジャンルです。古い着物が高く売れにくい理由としては、以下のポイントが挙げられます。

・着物の需要自体が少ない

・デザインやサイズが現代に合っていない

・保存状態が悪いと査定額に響く(シミ、シワ、虫食い、色あせなど)

・きちんと手入れをしても経年劣化により生地が傷む

着物の買取価格は、素材による違いもあるのが特徴です。絹で作られた着物は高値が付きやすい一方で、麻や木綿、ポリエステル、ウールなどの素材で作られた着物は絹に比べて買取価格が低くなる傾向にあります。
有名作家の着物や伝統工芸で作られた着物なら高級品として高く評価されることもありますが、一般の着物に関しては購入額を上回るような査定は期待できないでしょう。

 

遺品の売却先を選ぶポイント

遺品整理の相談イメージ遺品の売却先として買取業者を選択するときのポイントを紹介します。

・買取実績を確認しておく

・遺品整理に詳しい人がいるか確認しておく

・各種手数料が無料であるか確認しておく

骨董品などの専門性が高い品物を売却する場合は、その価値を正しく見極められる業者に依頼することが大切です。ここで紹介するポイントをおさえて、信頼できる買取業者を見つけましょう。

 

買取実績を確認しておく

遺品を売却するときは、買取実績が多い店舗を選ぶようにしましょう。多数の鑑定を行ってきた買取業者は知識と経験が豊富なため、納得のいく査定額を提示できる可能性が高いです。
また、買取実績が多い業者は、顧客から長年の信頼を得ていると考えられます。業者のWebサイトに買取実績が掲載されているケースもあるため、これまでにどのような鑑定を行ってきたのか確認してみましょう。

 

遺品整理に詳しい人がいるか確認しておく

遺品を売るなら、遺品整理に詳しいスタッフがいる買取業者に依頼すると良いでしょう。遺品には希少性が高い骨董品などが含まれている場合があり、価値を正しく判断するための専門知識が必要です。
作品の真贋を見定めるためには、作家や技法についての深い知識と鑑定経験が求められます。さらに、適正な買取価格を算出するためには、昨今の市場価格を把握しておくことも必須です。
買取店を選ぶときは、これらの条件を満たしたスタッフがいるかどうかをチェックしましょう。

 

各種手数料が無料であるか確認しておく

買取業者を比較する際は、査定や買取の手数料が無料かどうかを調べておきましょう。多くの買取業者は査定料や出張買取、宅配買取の手数料を無料としています。
遺品を売ろうか迷っている場合でも、手数料が無料なら気軽に査定を頼みやすいでしょう。一部の買取業者では査定料や手数料を有料としているケースもあるので、依頼前によく確認してください。

 

遺品を高く売るコツ

遺品を高く売る為のコツ遺品を売ることを決意した方は、以下のコツも参考にしてみてください。

・遺品をきれいな状態にしておく
・売れやすい時期を考慮する
・買取専門店やリサイクルショップを利用する・ネットオークションやフリマアプリを利用する

上記のコツをおさえた上で、売却することで普通に売るよりもお得になる可能性があります。故人の残した遺品を高く売りたいと考えている方は、以下を参考にしてみてください。

 

遺品をきれいな状態にしておく

遺品はきれいな状態にした上で売却しましょう。遺品のほとんどは中古品として再販されます。そのときに一番需要が高いのは、未使用品に近いものなのです。
未使用のものがある場合は、そのままにしておきましょう。ホコリや汚れがあるものは、きれいに拭いてあげてください。ただし、キレイにしようとするあまり、ものを傷つけないようにしましょう。
とくに古銭などは、洗剤で磨いてしまうと価値が落ちてしまい、査定額も下がる可能性があります。自分でキレイにして傷を付けてしまいそうなものは、無理に磨かずに買取専門店に持っていってください。
さらに箱や保証書が付いているものは、一緒に売却しましょう。一緒に売ることで査定額がアップする可能性があります。

 

売れやすい時期を考慮する

遺品を売却するときは、売れやすい時期を考慮しましょう。売れやすい時期は、アイテムによって違いがあります。売れない時期に買取専門店に持ち込んでしまうと、損をしてしまうのです。
今回紹介した遺品はいつ売ればいいのか、以下にまとめてみました。

・家具・家電:扇風機やエアコンは夏前、冬場はヒーター。テレビや冷蔵庫、洗濯機は新生活が始まる前に売るのがおすすめ
・パソコン・スマホ:新機種が出るサイクルが早いため、できるだけ早く売る
・時計:円安ドル高やボーナスが出る前、新生活が始まる前など
・カメラ:価値が下がるスピードが早いため、できるだけ早く売る
・書籍・CD・ビデオ:購入時から価値が下がってしまうため、できるだけ早く売る
・古銭・古紙幣:価値が年々下がり続けているため、売りたいと思ったときに売却する
・将棋盤:劣化が進んでしまうため、売りたいと思ったタイミングで売る
・貴金属:金の買取価格が高くなっている頃に売る
・着物:需要が増える12〜3月に売却する
・切手:ブームが下火になっているため、早めに売る
・仏具:金仏具は、金の価値が上がったタイミングで売る
・ゴルフ用品:5月と10月のシーズン前に売る
・洋酒・日本酒:日本酒は時間が経ちすぎると買取不可になる可能性が高いため早めに売る。ワインも早めに売却する。ウイスキーは長期保存ができるため、ある程度自由に売却できる

上記の時期を参考にしながら売りましょう。

 

買取専門店やリサイクルショップを利用する

古銭や古紙幣、着物、切手、骨董品などは、買取専門店やリサイクルショップを利用するのがおすすめです。相場や市場を把握したプロが査定してくれるため、適切な値段で買い取ってもらえます。また、値段が付いたものはすぐに処分できることもメリットです。
ただし、買取専門店やリサイクルショップによって得意な分野が異なります。公式ホームページの買取実績を見て、取引件数が多いアイテムと売りたいアイテムが合致したところに売却しましょう。気になっている業者の公式ホームページに自分が売りたいものと合致したアイテムがない場合は、直接問い合わせるのもおすすめです。
直接問い合わせたときに、買取してほしいものの型番を伝えてすぐに返事が来る場合、専門知識がある可能性があります。中には買取できないものもあるため、ネットオークションやフリマアプリを検討してみてください。

 

ネットオークションやフリマアプリを利用する

家具や家電などの遺品であれば、ネットオークションやフリマアプリを使うのもおすすめです。ネットオークションやフリマアプリの場合、自分で自由に値段を決められるため、相場よりも高く買い取ってもらえる可能性があります。買取専門店で取り扱っていないものも売却できるため、多くのお金が手に入ることもありえます。
ただし、ネットオークションやフリマアプリの場合、買い手が付かないこともあるため注意しましょう。さらに相手とのやり取りや発送手続きをする必要もあります。買取専門店に売却するよりも時間と手間がかかる可能性があることは考慮しておきましょう。
ネットオークションやフリマアプリを使う場合は、商品説明の記載や写真撮影を丁寧に実施してください。商品説明や写真撮影に力を入れることで、買い手がつきやすくなるほか、売れた後のトラブル防止にも繋がります。

 

遺品を売る際の3つの注意点

遺品整理のアドバイスをしているイメージ遺品を売る際の注意点は、以下の3つです。

・故人の意思を尊重する
・親族と話し合ってから売却する
・悪徳業者に注意する

上記の点を注意せずに遺品を売却してしまうと、後からトラブルに発展する可能性があります。穏便に済ませるためにも、3つの注意点を守った上で売却しましょう。どのようなことに気をつけるべきかが気になる方は、以下を参考にしてみてください。

 

1.故人の意思を尊重する

遺品を売却するときは、故人の意思を尊重するようにしてください。故人の中には遺言状を残している人がいます。遺言状に「〇〇は△△に渡してほしい」と記載してあれば、その内容に従わなければいけません。
遺言を無視した場合、罪には問われませんが、周囲との関係性が悪くなる可能性があるため注意が必要です。また遺言状の内容が気に食わず、偽造や変造、破棄、隠匿などをしてしまうと刑事罰を受けるほか、相続権を失うため、必ず遺言状は関係者全員に正しいものを見せるようにしてください。
遺品の中には、ゴミだと思っていたものが価値のある場合もあります。遺言状の内容を見て、正しく処理しましょう。もしも法的には効力がないエンディングノートが残されており、故人の意向が記されている場合は尊重してください。

 

2.親族と話し合ってから売却する

遺言状に売却や処分をしてもいい旨が書かれていたとしても、独断で売ってしまうのは止めましょう。故人にとっては売却しても問題のない遺品であっても、親族にとっては売ってほしくないものである可能性もあります。無理に売ってしまうと、その親族との関係に亀裂が入ってしまうでしょう。
遺品整理をする前に、まずは家族や親族と話し合ってください。誰が遺品整理をして、どの遺品が誰に渡るのかを把握しておきましょう。遺品整理をするときも1人では行わず、親族の誰かと一緒に作業してください。
遺品整理中にも話し合って、親族が全員納得できる形で遺品整理を終わらせることが大切です。無事に終わってから、自分の手元に残ったものを売却しましょう。
1度売ってしまったものを取り返すことはできません。2度と戻ってこないことを理解した上で売却してください。

 

3.悪徳業者に注意する

買取業者に遺品を売却するときは、悪徳業者に注意しましょう。遺品の買取をしている業者の中には不正を働く人もおり、需要が高まるにつれてトラブルも増えてきています。たとえば、不当に安い金額で買い取ろうとしてきたり、依頼者が売る気のないものを勝手に買取したりするなどです。
引っかからないようにするためにも、注意して業者を選ぶ必要があります。業者を選ぶときには、以下のポイントをおさえておきましょう。

・売るものと残しておくものを明確に分ける
・必要な許可書を持っているかどうかを確認する
・いい口コミがあるかを確認する

売るものと残しておくものは、明確に分けておきましょう。はっきりと分けておくことで、無理やり買い取られるリスクを減らせます。また必要な許可を取っているかどうかをチェックしましょう。
買取業務をするためには、「古物商許可」が必要です。ほとんどの買取業者では、公式ホームページで番号を確認できます。都道府県の公安委員会のホームページにアクセスして、古物商一覧をチェックしてください。その番号と会社名があれば、許可を持っていることが確認できます。
きちんと許可を得ている業者に依頼してください。さらにいい口コミがあることも大切です。中には、自分の会社の評判を上げるために偽物の口コミを書いているとこともあります。
すべての情報を鵜呑みにせず、多くの口コミを総合的に判断して依頼するかどうかを検討しましょう。

 

遺品を売るなら永寿堂にお任せ下さい

遺品の買取りは永寿堂へ遺品を売るのならば、ぜひ「骨董品買取専門店 永寿堂」にお任せください。永寿堂では、販売ルートを使い分けて、高価買取が可能です。遺品は品物によっては、一般的な骨董品市場で買い手が付かない場合もあります
永寿堂では、市場を見極めてネットオークションや店頭販売などを使い分けているため、高値で買取できます。さらに10品目100種類以上の骨董品を買取できるため、お皿やレトロ玩具、茶道具などまとめてご依頼ください。
電話やメール、LINEからお問い合わせをお待ちしております。

骨董品買取専門店 永寿堂へのお問い合わせ先

・TEL:0120-060-510

・メールフォーム:https://www.eijyudou.com/contact/

・LINE ID:@721crjcp

 

まとめ

高く売れる遺品のまとめイメージ

遺品は、売却できます。売ったとしても罰則を受けることはないため、安心して売ってみてください。売却できる代表的な遺品は、家具や家電、パソコン、スマホ、時計、カメラなどです。
故人が趣味で集めていたものの中には、意外に価値があるものもあります。すべて要らないから捨てるのではなく、まずは売却できないかを検討してみてください。売りたい遺品が見つかったときには、きれいな状態にするなど、高く買い取ってもらえるように工夫しましょう。
ただし、遺品を売却するときは、故人の意思を尊重することが大切です。親族とも相談してから売却して、トラブルがないようにしましょう。中には、悪徳業者もいるので注意が必要です。

安心して買取を依頼できる業者を探している方は、ぜひ永寿堂にご依頼ください。

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