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掛け軸の価値の見分け方とは?本物と偽物の見分け方や高く売るための4つのポイント
価値の高い掛け軸と価値の低い掛け軸

掛け軸は、贋作が多く出回っており価値を見分けるのが難しいでしょう。しかし、素人でもポイントをおさえておけば、価値がありそうか見極めることが可能です。この記事では、価値を見分けるポイントや高く売るコツを紹介します。気になる方は参考にしてみてください。

【目次】
掛け軸とは
 日本と中国の掛け軸の違い
 掛け軸の価値
本物と偽物の掛け軸の見分け方
価値の高い掛け軸の見分ける際のポイント
 有名作家かどうか
 希少価値のある作品かどうか
 掛軸が描かれた年代
 入手経路
 本紙や表具の状態
 共箱の有無
価値が高くなりやすい掛け軸の特徴
 描かれた時代が古いもの
 中国の掛け軸
 歴史的価値のあるもの
掛け軸を高く売るための4つのポイント
 1.作品の状態を良好に保つ
 2.付属品と一緒に売る
 3.まとめて売る
 4.骨董品専門店で売る
掛け軸の買取なら永寿堂にお任せください
まとめ

 

掛け軸とは

価値の高い掛け軸の見分け方メインイメージ

掛け軸とは、紙などを貼り軸を取り付けて表装した書画や絵のことで、床の間などに飾られます。もともとは、中国から伝来したものです。

また、掛け軸には特有の価値もあります。ここからは、掛け軸について以下の観点で紹介します。

  • 日本と中国の掛け軸の違い

  • 掛け軸の価値

掛け軸の生産地による違いや価値について詳しく知りたい方は、以下を参考にしてみてください。

 

日本と中国の掛け軸の違い

日本と中国の掛け軸の違いは、大まかに分けて以下の通りです。

  • 日本:繊細な水墨画のようなタッチで、詩がない

  • 中国:荒々しいタッチで、詩と一緒に描かれている

日本の掛け軸は、水墨画のような濃淡を大切にしている作品が多いです。繊細な色合いを特徴としています。さらに、詩と絵は一緒に描かれることはありません。掛け軸には、どちらかだけが描かれています。
中国の掛け軸は、荒々しいタッチで大胆な色使いが特徴です。詩画一如や書画同源などの言葉があるように、書と絵は一緒に描かれるものと考えられています。日本の掛け軸よりも、中国の掛け軸のほうが高値で取引されることが多いです。

 

け軸の価値

掛け軸の価値は、多くの要素を見て総合的に判断されるものです。査定額は、作品によって大きく差が開きます。
とくに掛け軸の価値を見定めるときに見られている要素は、作者です。誰が書いた作品かによって、大きく価値が変わります。極端にいうと、保存状態が悪くても有名作家のものであれば買取値がつくのです。
掛け軸の価値を見るときは、作者がとくに重要だと覚えておきましょう。

 

本物と偽物の掛け軸の見分け方

本物と偽物の掛け軸の見分け方高く取引されるものもある掛け軸の中には、偽物も多く存在します。人気作家の掛け軸は、9割が贋作と言われているほどです。本物と偽物の掛け軸を見分けるときは、以下の項目をチェックしてみましょう。

  • 落款

  • 入手経路

まずは、落款があるかどうかをチェックしましょう。落款とは、作者が自分が作った証として作品に押す印のことです。作者オリジナルのものが使われるため、本物と見比べることで判断できます。
さらに、入手経路からも本物か偽物か見分けられるヒントが得られるでしょう。信頼できる人や会社からもらった場合は本物である可能性が高いです。逆に近所のお店などで買ったものは、本物である可能性は低いでしょう。
落款や入手経路を確認しても、素人では判断しきれないことがあります。その場合は、専門家に見てもらうのがおすすめです。

 

値の高い掛け軸の見分ける際のポイント

掛け軸を見分けるイメージ自分の持っている掛け軸が、価値の高いものかどうか見分けるときには、以下のポイントを参考にしてみてください。

  • 有名作家かどうか

  • 希少価値のある作品かどうか

  • 掛軸が描かれた年代

  • 入手経路

  • 本紙や表具の状態

  • 共箱の有無

売却予定の方の中には、「価値を知ってから売るか判断しよう」と考えている方もいるでしょう。以下で紹介するポイントに当てはまっているか、作品を手元に置いてチェックしてみてください。

 

名作家かどうか

まずは、有名作家の作品かどうかチェックしましょう。前述したように、掛け軸の価値は有名作家のものであるかどうかで大きく変わります。掛け軸が有名作家のものかどうか判断するときは、落款やサインをチェックしましょう。
落款やサインは作家が作ったものである証明のため、誰が作ったものか判断できます。ただし、落款やサインを見ても、誰が描いた作品か素人で見極めることは難しいです。落款やサインがあることを確認したら、専門家に確認してもらいましょう。

 

少価値のある作品かどうか

希少価値がある作品かどうかも、掛け軸の価値を見分ける基準の1つです。掛け軸だけの話ではありませんが、基本的に市場に流通する数が多ければ、その作品の希少価値は下がります。有名な作家であったとしても、出回っている数が多ければ価値は高くなりません。
作者ごとに作品数や人気の作品は異なるため、事前に調べておくといいでしょう。

 

軸が描かれた年代

掛け軸が描かれた年代で、作品の希少価値を見極めましょう。
基本的に掛け軸は、描かれた年代が古いほど価値が高まる可能性があります。なぜなら流通量が少なく、希少価値が高まるためです。
たとえば、1300年代のものと1700年代のものを比較すると、1300年代のもののほうが圧倒的に出回っている数が少ないです。そのため、希少価値が高まり取引価格も上がります。
掛け軸が描かれた年代は、画風やモチーフなどから確認してみてください。年代ごとにモチーフや画風に流行りがあるため、掛け軸が描かれた年代を知るためのヒントとなりえます。

 

入手経路

掛け軸の価値を見定めるときには、入手経路もチェックしましょう。入手経路によっては、偽物の可能性も考えられます。偽物の可能性がある入手パターンは、オークションやフリマ、リサイクルショップなどです。
対して、実家の物置から出てきたものや信頼できる方から譲り受けたものなどは、高い価値が期待できます。入手手段も価値を見極める際の手がかりになるため、事前に明らかにしておきましょう。

 

本紙や表具の状態

掛け軸の本紙や表具の状態も、あらかじめチェックしてみてください。本紙は掛け軸の作品が描かれた和紙のことを指し、表具とは作品を和紙や布で裏打ちして仕立てることです。これらの状態が良ければ、価値は高まります。
まずは、本紙や表具にシミや汚れがないかチェックしましょう。シミや汚れがあれば、芸術品としての価値が下がってしまうため、高額買取とはなりません。とくに新しい時代の掛け軸の場合は、保存状態が悪いと価値が下がってしまい、中には買取不可となることもあります。

 

箱の有無

共箱の有無も、価値を決める際の大切なポイントです。共箱にも落款やサインが書かれていることが多く、そこから作者を判断できます。有名な作家であれば、掛け軸の価値は高まるでしょう。
掛け軸が偽物である場合、共箱が適当に作られていることがあります。つまり、共箱がしっかり作られていれば、掛け軸も本物である可能性が高まります。そのため、共箱も捨てないように保管しておくことが大切です。

 

値が高くなりやすい掛け軸の特徴

掛け軸を飾る和室価値が高くなりやすい掛け軸の特徴は、以下の3つです。

  • 描かれた時代が古いもの

  • 中国の掛け軸

  • 歴史的価値のあるもの

自分の掛け軸が価値が高くなりやすいのか、気になる方は以下のポイントを確認してみましょう。見るべきポイントなど詳しく解説するため、掛け軸を売却しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

かれた時代が古いもの

前述したように、描かれた年代が古い掛け軸は、価値が高くなりやすいでしょう。古いものほど、現存している数が少なくなるためです。ちなみに、日本で掛け軸が作られ始めたのは、飛鳥時代とされます。
当時の掛け軸は仏画が中心で、鑑賞用の絵画としては用いられていません。一般市民に芸術品として広まったのは、江戸時代頃と言われています。その頃には、さまざまなモチーフの掛け軸が作成されるようになりました。
一般市民に広まった頃になると掛け軸も珍しくなくなるため、飛鳥時代のものと比較すると自ずと希少性は低くなるでしょう。

 

国の掛け軸

中国の掛け軸も、価値が高くなりやすいといわれています。中国政府は文化財を保護するために、1911年以前に制作された文化財を国外に持ち出すことを禁止にしました。そのため古くに作られた中国の掛け軸は希少性が上がり、市場における価格も高騰しています。
さらに、中国掛け軸はコレクターからも人気があります。書と画が一緒に描かれた、中国独自のスタイルに魅了されている方もいるようです。コレクターからの人気と希少性も相まって、中国の掛け軸は価値が上がりやすいでしょう。

 

歴史的価値のあるもの

歴史的価値がある掛け軸も価値が上がり、高値で取引されることが多いです。たとえ無名な作家が作ったものであっても、制作された年代が古かったり、クオリティの高かったりする作品であれば高値で買取ってもらえるかもしれません。掛け軸コレクターの中には、無名でも手に入れたいと考える方もいます。
単純に古いだけでは、掛け軸の価値は高まりません。あくまでも作られた年代やクオリティなどに左右されることは知っておきましょう。さらに家に長期間保管されているものでも、実は歴史的価値があるものがあります。
掛け軸の価値を正しく知りたい場合は、まずは専門家に見てもらってください。掛け軸の買取相場について知りたい方は、以下の記事も参考にしてみましょう。

掛け軸の買取相場はいくら?種類や高く売る4つのポイントを解説

 

掛け軸を高く売るための4つのポイント

高額な掛け軸のイメージ掛け軸を高く売りたい場合は、以下の4つのポイントをおさえておきましょう。

  • 作品の状態を良好に保つ

  • 付属品と一緒に売る

  • まとめて売る

  • 骨董品専門店で売る

掛け軸によっては、そのまま持ち込んでも買取ってもらえます。しかし、せっかく売るのであれば、高く買取ってもらいたいところでしょう。以下の項目をクリアした上で、買取店に持っていってみてください。

 

1.品の状態を良好に保つ

作品は、良好な保存状態を保つようにしましょう。状態の良いものは、高値で取引される傾向があります。掛け軸は紙や布で作られているため、他の骨董品よりも保存方法には気を使いましょう。
掛け軸は湿気の影響を受けやすいため、保存には日陰で風通しのよい場所がおすすめです。エアコンの風が直接あたると劣化の原因になるため、飾るときには直接当たらないように配慮してください。一度汚れたりカビたりしたら、落とせなくなるため注意しましょう。

 

2.属品と一緒に売る

掛け軸を売るときは、付属品も一緒に売却するのがおすすめです。とくに以下のものは、一緒に売却しましょう。

  • 共箱

  • 鑑定書

共箱には落款が記されているため、そこで作者を特定できます。さらに、鑑定書もその掛け軸が本物である証明になるでしょう。これらがあることで、スムーズに査定ができます。
掛け軸は、とくに贋作が多い骨董品です。中には共箱と鑑定書がないと買取しないお店もあるため、一緒に売却してください。

 

3.とめて売る

掛け軸が多くある場合は、まとめて売ることも検討してみてください。まとめて売ることで、店側の人件費や手間などをカットできるためです。買取コストがかからなければ、査定額がプラスになることがあります。
掛け軸だけでまとめ売りすると、さらに買取価格がアップする可能性が高まるでしょう。もしも掛け軸以外に売りたい骨董品や美術品がある場合は、骨董品全般を取り扱っているお店で売却すれば、まとめて買取ってもらえます。

 

4.骨董品専門店で売る

適切な価格で買取ってもらうためには、骨董品専門店での売却をおすすめします。専門的な知識と経験がなければ、掛け軸の価値を見定めることは難しいです。リサイクルショップなどに持ち込むと、正しい査定ができず、本来価値が高いものも安く買取られる可能性があります。
さらにフリマやオークションなどは、自分である程度の価格を決めなければいけないため、相場よりも安く売ってしまうこともありえるでしょう。骨董品専門店であれば、トラブルなく適正な価格で買取ってもらえます。

 

け軸の買取なら永寿堂にお任せ下さい

掛け軸の買取りは永寿堂へ掛け軸を売却しようと考えている場合は「永寿堂」にお売りください。永寿堂では、経年劣化や事故により壊れてしまった掛け軸でも、希少性が高ければ高額買取する場合もあります。処分したい掛け軸がある場合は、ぜひ一度お問い合わせからご連絡ください。

骨董品買取専門店 永寿堂へのお問い合わせ先

・TEL:0120-060-510

・メールフォーム:https://www.eijyudou.com/contact/

・LINE ID:@721crjcp

 

まとめ

掛け軸の価値を見分けるまとめイメージ

掛け軸の価値は、保存状態や入手経路、作成された年代などで決まります。とくに重要視されるのは作者のため、共箱などはしっかり保存しておきましょう。贋作も多い掛け軸は、落款や入手経路から本物かどうか見極めてみてください。
掛け軸を売却する場合には、作品の保存状態に気をつけたうえで、付属品もまとめて売却しましょう。適正価格で買取ってもらうためにも、売却は骨董品専門店に相談するのがおすすめです。売却するお店を決めていない場合は、永寿堂にぜひお問い合わせください。

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