田村宗立の絵画を買取りしております。売却をお考えの田村宗立の絵画買取りは永寿堂におまかせ下さい。京都洋画壇の発展に貢献した明治期の洋画家である田村宗立についての略歴なども記載しておりますので購入や売却の際のご参考にして下さい。
【目次】
田村宗立(たむら そうりゅう)について
田村宗立の主な略歴
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田村宗立(たむら そうりゅう)について
田村宗立は1846年10月10日、丹波国園部郡河内村(現在の京都府南丹市)にて誕生しました。父は田村宗貫、母は佐野忠左衛門の次女・尚子です。幼少時から画才に恵まれていた宗立は、若干6歳にして画筆をとり、9歳の時には百人一首を模写するなどして、周りの大人たちを驚かせていました。そして1855年、10歳になった宗立は東山雙林寺住職である大雅堂清亮の塾に入門し、南画を習い始めます。しかしその1年後、今度は彩色の画を学びたいと京都・六角堂能満院の大願和尚につき、仏門に入りました。僧侶となって本格的に仏画の研究に没頭するようになったのです。
そんな宗立に再び転機が訪れたのは13歳の頃です。本物そっくりに描く絵の存在を知り、次第に写実的な絵画に興味を持ち始めました。独学で陰影法を勉強しながら、実物写生を行うようになります。1865年には実物写生に役立てようと、友人達と写真機材を購入するほど写生画に夢中になっていきました。またこの頃には、初代玄々堂・松本保居から銅版画も学んでいます。
それから4~5年経った後、宗立は油画の存在を知ります。日本画でもない洋画でもない新たな写生画に興味を持ち、1870年に欧学舎支舎英学校に入学しました。洋画を学ぶためには外国語も知っておかなければならないと、アメリカ人のチャールズ・ボールドインから油絵とともに英語も学んでいます。流暢に英語を話せるようになった事から、粟田口病院に通訳兼画家として勤務するようになり、解剖図の模写に打ち込みました。もちろん学びへの意欲は忘れておらず、ドイツ人医師のランゲックや英国人ウェットン、米国人ライアンゲーから油絵を学んでいます。
1872年、勉強熱心な宗立はワーグマンに師事します。ワーグマンから紹介を受け、高橋由一や亀井至一らとも関わりを持つようになりました。その一方で、2代玄々堂松田緑山より銅版画を学び、石版画にも興味を持ち始めています。京都に帰った後は本格的に洋画研究に取り組み、京都博覧会には毎年作品を出品。さらに第11回展では「田村宗立油絵展」を開きました。また1877年には第1回内国勧業博覧会にて「下加茂図」が褒状、1879年に東山雙林寺の洋画展覧会に出品するなどして、洋画家としての田村宗立の名前が広く知られるようになっていきました。
1881年からは、創設にたずさわった京都府画学校にて、西洋画科の教員として勤務し始めます。洋画がブームであった事もあり、宗立の教室には常に生徒がひしめいていたと言われています。指導者としての評価も高く、原撫松や伊藤快彦など、数多くの画家を育てました。ところが洋画排斥運動が起こると状況が一変します。教頭と対立し、翌年には退任に追い込まれました。学校を退職した後、1889年には画塾明治画学館を開設します。また1891年に開かれた幻燈会では幻燈画を担当、1901年には関西美術会の発起人として参加するなど精力的に活動し、関西美術院が開院した後は実際に指導にあたって京都洋画壇の発展に貢献しました。晩年は知恩院山内光玄院にて日本画や仏画を描きながら余生を過ごし、1918年の7月10日、73歳で生涯を閉じました。
田村宗立の主な略歴
1846年 | 丹波国園部郡河内村にて誕生 |
1870年 | 欧学舎支舎英学校に入学 |
1877年 | 第1回内国勧業博覧会にて褒状 |
1881年 | 京都府画学校で西洋画科を担当 |
1889年 | 画塾明治画学館を開設 |
1918年 | 死去 |
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当社は幅広いジャンルを取り扱っており、田村宗立の作品の他にも陶芸品や骨董品や絵画や掛け軸や茶道具や美術品やアンティーク品などその他ジャンルを問わず、さまざまな品をコレクションしていた方の品を買取りさせて頂きますので電話またはメールでお問い合わせください。
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