オルゴールは美しい音色と共に、豊かな歴史と種類豊富なデザインで知られるアイテムです。本記事では、オルゴールの魅力や歴史、そして高価買取が期待できる特徴について解説します。また、人気の高いオルゴールメーカーや買取相場についても詳しく紹介するため、ぜひ参考にしてください。
【目次】
オルゴールとは
オルゴールの種類
オルゴールの歴史
人気の高いオルゴールメーカー
リュージュ
レジーナ
トーレンス
サンキョー
オルゴールの買取相場
高価買取が期待できるオルゴールの特徴
保存状態が良い
有名なメーカーの作品である
付属品が揃っている
オルゴールの入手経路がわかる
限定モデルである
オルゴールの買取業者の選び方
買取実績を公開しているか確認する
口コミでの評判が悪くない業者を選ぶ
オルゴール以外も売りたい場合は総合買取店を選ぶ
オルゴールの買取なら永寿堂へお任せください
まとめ
オルゴールとは
オルゴールは、美しいメロディーを奏でる魅力的な楽器です。オルゴールの歴史は古く、一見同じオルゴールに見えてもその種類に2つに分かれます。
さまざまなデザインや機能を持つオルゴールは、古くから人々の心を癒し、楽しませてきました。本章では、オルゴールの種類やその歴史について詳しく解説し、その魅力に迫ります。
オルゴールの種類
オルゴールは、機械によって音楽を奏でる特殊な楽器です。筒状の金属にピンが取りつけられた「シリンダーオルゴール」と、円盤状の金属にピンが取りつけられた「ディスクオルゴール」の2種類があります。どちらも、シリンダーやディスクを回転させ、調律された櫛歯(くしば、コームともいう)をピンがはじくことで、メロディーを奏でる仕組みです。
通常の楽器とは異なり、演奏できる音や時間に制約があります。そのため、オルゴールで演奏する際には、専用の編曲が必要です。
「オルゴール」という名前は、日本独自のものです。元々はオランダ語の「orgel(オルヘル)」に由来していますが、今では「ランドセル」や「カステラ」のように、外国由来の日本語として定着しています。
オルゴールの歴史
オルゴールの起源は、カリヨンと呼ばれる、鐘の音で時間を知らせる楽器にあります。カリヨンは複数の異なる音高を持つ鐘を一つにまとめた打楽器で、かつては鐘つき夫が塔に登って手で鐘を鳴らして時間を知らせていました。
1381年にブリュッセルの聖ニコラス教会の時計塔に自動演奏のカリヨンが設置され、これがオルゴールの先駆けとされています。この発明を基に、1796年にスイスの時計職人アントワーヌ・ファーヴルが世界初のオルゴールを制作しました。
ファーヴルのオルゴールはシリンダーオルゴールでしたが、1886年にはディスク型のものも登場したそうです。オルゴールは蓄音機が登場するまで、自動演奏装置として珍重され、ジュークボックスのような形で広く愛されたアイテムとなりました。
人気の高いオルゴールメーカー
オルゴール愛好家にとって、メーカーへの信頼性や本体の美しさはアイテム選びの大切な要素です。
本章では、リュージュ・レジーナ・トーレンス・サンキョーなど、評価の高いオルゴールメーカーを詳しく紹介します。それぞれのメーカーの特徴やおすすめの作品について紹介するため、あなたにとって理想的なオルゴールを見つけてみてください。
リュージュ
スイスのサンクロア村は、オルゴール産業の源流であり、中心地としての地位を築いていました。なかでもリュージュ社は、1865年、シャルル・リュージュによってオルゴール入りポケットウォッチの制作店をこの村に開業したメーカーです。
リュージュ社は、時計にミュージカルシリンダーと小さな櫛歯を組み込む技術を先駆けて成功させました。この時計から、リュージュ社による、オルゴール作りが始まりました。
現在、リュージュ社はメカニカルミュージックの「真の巨匠」として尊ばれています。この称号は、オルゴールをアート作品へと導き続けたリュージュ社の功績を讃えるものだそうです。
MP3の時代においても、リュージュ社のオルゴールに対する情熱は失われることはありません。現代的なデザインによって生み出された製品は、業界に新たな活気を生み出しています。
レジーナ
アメリカの「レジーナ」は、ドイツのオルゴール製造会社であるポリフォン社によって誕生したオルゴールメーカーです。
1893年から30年間にわたり、同社はアメリカの巨大な市場で繁栄し、やがて衰退していきました。しかし、同社のディスク式オルゴールは、100年以上の歳月を経てもなお、日本の中古市場で人気を博しています。長い年月を過ぎても人気の衰えないことは、品質の高さを示す何よりの証拠といえるでしょう。
トーレンス
19世紀にスイスで設立されたトーレンスは、長い歴史を持つオルゴールブランドでした。しかし、1985年にリュージュ社に買収され、製造は停止されました。
同メーカーのオルゴールディスクは、レコードをイメージしたポップなデザインが特徴です。その美しい音色もあり、世界的に高い評価を得ていました。生産終了から50年ほど経ちますが、中古市場でも活発に取引されています。
サンキョー
サンキョーは、ムーブメントの設計から組立・調整までの一貫生産体制を確立しているメーカーです。とくに、内部の振動板が30弁以上の高級品は「オルフェウス」として知られ、中古市場でも人気を博しています。
オルフェウスという名称は、ギリシャ神話に登場する吟遊詩人に由来するものです。19世紀のヨーロッパにおいて、職人たちが磨き上げた針打ち技術を再現し、その結果、深みのある美しい音色を奏でるとともに、複数曲を演奏できるようになりました。
オルゴールの魅力を広めるため、長野県下諏訪町にオルゴール記念館を開設しています。オルゴールの音楽を鑑賞したり、貴重なアンティークオルゴールを鑑賞できるスポットです。
オルゴールの買取相場
オルゴールの買取相場は、一般的に数千円から数十万円です。この幅広い価格のばらつきには、いくつかの要因があります。
オルゴールの価値は、その製造メーカー(ブランド)や種類、そして保存状態によって大きく異なります。とくに有名なメーカーの製品には高い需要があり、それに伴い高価な買取が期待できるでしょう。古くて希少価値の高いオルゴールは一般的に一定の買取価格がつく傾向にありますが、状態やその他の要因によっては例外もあります。
アンティークオルゴールは、高級品として高額で取引されることがあり、大型のディスクオルゴールなどは200万円以上で売買されるケースもあるでしょう。ただし、有名メーカーのオルゴールは偽物や贋作が市場に出回っており、一般の人が真贋を見分けるのは困難です。
高価な買い取りが期待できるオルゴールを見つけた場合は、専門の骨董品買取業者に相談し、作品の知識や最新の相場を確認することが重要です。
高価買取が期待できるオルゴールの特徴
オルゴールを高価で買い取ってもらうためには、いくつかの重要な特徴があります。
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保存状態が良い
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有名メーカーの作品である
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付属品が揃っている
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オルゴールの入手経路がわかる
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限定モデルである
以下では、これらについて詳しく解説します。これらのポイントを押さえて、最大限の価値を引き出しましょう。
保存状態が良い
オルゴールの査定において、保存状態は極めて重要です。完璧な状態や年月に比して劣化の少ないものは高い査定が期待できますが、動作不良や内部パーツの破損、デザインの欠損などが見られると価値は下がります。
オルゴールを美しい状態で保つためには、適切な保管場所と定期的な手入れが必要です。直射日光や高温多湿を避け、定期的に音色を鳴らすことで劣化を防げます。ただし、価値のあるアンティークオルゴールは、動作できなくても鑑賞価値が認められるかもしれません。状態が悪いからと諦める前に、まずは無料査定を受けてみることをおすすめします。
有名なメーカーの作品である
オルゴールの価値を考える際に、まず注目すべき点はメーカーの知名度です。古いオルゴールは、アンティークとして高値がつくことがあります。とくにトーレンスやステラ、メルモード・フレールなどの有名メーカーは、コレクションとしての需要が高い傾向です。そのため、買取価格も上がりやすいでしょう。
なかには、安価な大量生産品が存在したり、逆に知名度は低いが高級品として評価されるメーカーもあります。メーカーの名前は、価値を判断する際の指標の一つに過ぎません。メーカーが特定できない古いオルゴールの場合、骨董品買取業者に査定を依頼する際にその旨を伝えると、査定の際に役立つ情報となります。
付属品が揃っている
オルゴールには、箱・証明書・説明書などの付属品がついていることもあるでしょう。付属品には、オルゴールの大切な情報が記載されていることもあります。
付属品が揃っているオルゴールは、そうでないものよりも、高い価格で買い取られる可能性が高いでしょう。購入時についてきたこれらのアイテムは、オルゴール本体と一緒に大切に保管してください。
買取の際には、これらを提示しましょう。また未開封のオルゴールを売る場合は、パッケージを開けてしまうと価値が下がる可能性があるため、そのまま査定に出すのが賢明です。
オルゴールの入手経路がわかる
オルゴール市場には、数多くの模造品や贋作が存在します。なかには近年作られたものでありながら、アンティークオルゴールを模倣したものも多くあるようです。
これらの偽造品は非常に巧妙に作られており、その真贋を見極めることはますます難しくなっています。オルゴールの真贋を判断する際には「然るべき経路」から入手されたものであるかどうかが、見極めのポイントです。
「然るべき経路」には、アンティーク収集家のコレクションや専門店での購入などが挙げられます。こうした正規の経路で手に入れたアンティークオルゴールは、その希少性からだけでなく、買取価格においても高値がつく可能性が高いでしょう。
限定モデルである
限定モデルであるオルゴールも、高額な取引が期待できるアイテムです。世界に100台もないとされている、リュージュの「ドビュッシー生誕150周年記念品モデル」などが例に挙げられます。
限定モデルのオルゴールは希少価値が高く、高価買取できるかもしれません。
オルゴールの買取業者の選び方
オルゴールの買取業者を選ぶ際は、実績や口コミをチェックするのことが重要です。買取実績を公開していることや口コミの評判が高いことを確認し、信頼できる業者を見極めてください。
また複数の品物を売りたい場合は、総合買取店を選ぶことで、取引の手間が省けます。確実な買取を求めるならば、買取業者は慎重に検討しましょう。
買取実績を公開しているか確認する
業者を選ぶ際には、その買取実績も一つの指標となります。
古美術品を高値で買い取ってもらうには、鑑定士の品質が肝要です。買取実績を公開しており、尚且つ豊富な業者は鑑定力が高いといえます。
ただし創業年数の長さだけで、業者を選ぶのは得策ではありません。創業年数が長いからといっても、実際に派遣される鑑定士の経験が浅い場合もあります。複数の観点から、業者を選ぶのがおすすめです。
口コミでの評判が悪くない業者を選ぶ
評判の悪い業者に買取に出しても、高い金額がつかず、時間が無駄になることが多くあります。口コミや評判は、あらかじめ確認しておきましょう。
ただし、口コミの内容が完全に信頼できるわけではありません。口コミだけでなく、買取業者の公式情報も合わせて確認しましょう。公式情報を加味することで、より信頼性の高い業者を選択できます。
オルゴール以外も売りたい場合は総合買取店を選ぶ
オルゴール以外に買い取ってもらいたい品がある場合は、専門店ではなく総合買取店を選ぶのがおすすめです。
総合買取店は骨董品の専門店と比べて知識が不足しており、場合によっては相場価格を提示してくれないかもしれません。しかし、骨董品以外の品目についても広範な知識を持っている総合買取店であれば、多くの買取品を一度に提出できるメリットがあります。
オルゴールの買取なら永寿堂へお任せください
永寿堂では、東海エリアを中心にした全国規模で西洋アンティークの買取サービスを提供しています。取り扱っている西洋アンティークはオルゴールをはじめ、食器やオブジェ、人形、家具、雑貨、絨毯など多岐にわたります。また当店では、ヨーロッパ製だけでなく、国内メーカーの品や比較的新しいものも査定対象です。気になる方は、お気軽に記載の電話やメールへお問い合わせ下さい。
骨董品買取専門店 永寿堂へのお問い合わせ先
・TEL:0120-060-510
・メール:info@eijyudou.com
・LINE ID:@721crjcp
まとめ
オルゴールに関する買取相場や高価買取の特徴、選び方について詳しく解説しました。買取を検討されている方は、保存状態やメーカー、買取業者の評判などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
永寿堂では、丁寧な査定と高額買取をご提供しています。自宅で古いオルゴールを保管している方は、お気軽にお問い合わせください。
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